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15………としては、津波被害が大きかった沿岸部での住宅再建が進んでいないほか、家計の困窮から自宅再建を断念する世帯も増えていることがあります。 また東日本大震災では、従来の災害では生じなかった新たな問題として、津波被害や原子力災害により元住んでいた土地で生活できない人たちが多数存在していることが挙げられます。この問題への対策として「集団移転」や「仮の町」というプランが提唱されています。 集団移転は、津波災害からの安全の確保、倒壊・流出した住宅の再建などを目的として、「防災のための集団移転促進事業に係る国の財政上の特別措置等に関する法律」に基づき、津波の心配のない高台や内陸へ住宅を移転する事業のことです。具体的には、地方自治体が被災した宅地を買い取った上で移転先となる住宅団地を整備し、敷地を被災者に譲渡または賃貸します。また住居の移転にかかる費用は自治体が助成します。図表2 宮城県岩沼市の集団移転事業(筆者撮影) しかし実際には集団移転は一部の自治体を除いて十分に進んでいません。この理由として、古川(2011:70-72)は以下のような課題を指摘しています。evaluation use only ese only evaluation usaluation use only eva only evaluation use oation use only evalua

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