出版物のご案内 :: 山形大学出版会
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……24序 論「復興」のあり方を問う①産業・雇用創出―株式会社ファミリア 同社は震災翌日から炊き出しや救援物資等の供給を開始しましたが、支援活動を通じて見えてきた課題は、被災者に雇用を創出することと次の災害に備えた災害教育の必要性でした。 この課題を解決するため、同じ思いを持つ地元の民間企業とともに「東北ROKUプロジェクト」を立ち上げ、宮城県名取市に農園、野菜加工工場、飲食店、キッチンスタジオなどを備えた商業施設「六次産業モデル化ファーム」を建設しています。農業の六次産業化とレジャー化を通じて、被災者・障害者・高齢者などの社会的弱者約100人の雇用創出を目指しています。 また将来的には、防災をテーマとする企業研修・修学旅行の受入れや、地域住民のコミュニティ作りの場としての活用も想定し、震災からの復興にとどまらず、多くの人々が「働く喜び」を実感し新たな災害に対応できる力を養うことを目指しています。②新たな資金調達の仕組みの創出―ミュージックセキュリティーズ株式会社 震災で甚大な被害を受けた被災地の企業は事業復興のための資金ニーズが高まる一方で、二重債務の問題や被災による債務超過などで資金調達に苦慮している状況が見られます。同社は被災企業と個人投資家をつなぐため、自社の持つ少額投資プラットフォーム「セキュリテ」を活用した「セキュリテ被災地応援ファンド」を開始しました。 同ファンドは、事業の復興に取り組む被災地事業者のファンドを立ち上げ、全国の個人から出資を集める仕組みです。1口10,500円で、500円の手数料を除いた10,000円のうち半分が出資金に、残り半分が寄付に回ります。事業者にとっては資金調達が可能となるだけではなく、出資を通じてファンとなった出資者から継続的に応援してもらえる可能性があります。個人投資家は、約6~10年間のファンド運営期間中、出資先企業の特典(商品や工場見学会などのサービス)や決算を通じて、企業の復興を見守ることができます。 2013年3月時点で立ち上がったファンドは38あり、全国的な被災地支援の機運の高まりと顔の見える事業者を直接支援できる個人向けファンドの仕組みが相乗効果を発揮し、出資した個人は2万5千人、調達金額はevaluation use only ese only evaluation usaluation use only eva only evaluation use oation use only evalua

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