出版物のご案内 :: 山形大学出版会
4/6

4序章:「社会人基礎力」を問う 「社会人としての基礎的な力」と聞いて、読者のみなさんはどのような知識やスキルをイメージしますか。それはたとえば、「ビジネスマナー」「社会人としての一般常識」「コミュニケーション・スキル」「プレゼンテーション・スキル」「自己理解、適性の分析」などかもしれません。今後の人生の大きなウェイトを占める「働くこと」に関する基礎的な知識・スキルとして、これらは重要なものであることは間違いありません。そして、このテキストを利用するみなさんに向上していただきたい知識・スキルも、まさしくこれらを含んでいます。 一方で、読者のみなさんには、そこから一歩先の世界に踏み出してほしいと願っています。その「一歩先」の世界、それは、「社会人基礎力」を相対化し、その本質を問うことです。その「本質」とは、たとえば、次のような問いに対する論理的な回答を作り出すことです。---------------------------------------------------------------------------------------------------------------⒜ ビジネスマナーを身につけたいなら、企業が実施するビジネスマナー講座に参加すればいいのではないか?⒝ 一般常識を身につけたいなら、新聞や雑誌を読めばいいのではないか?⒞ コミュニケーションのスキルを磨きたいならば、サービス業のアルバイトをすればいいのではないか?⒟ 自己の適性を知りたいならば、自己啓発セミナーに参加すればいいのではないか?--------------------------------------------------------------------------------------------------------------- せっかく「大学」という場に来ることができているのですから、大学でなくても学べることを大学で学ぶのは「もったいない」ことです。もちろん、それは大学外での学びを否定するものではなく、さらには、これらの知識・スキルを大学で身につけることを否定するものでもありません。その「一歩先」の世界として、「大学」という場において「大学教員」そして「学びを志向する学生仲間」とともに学び合う意義を考え、行動することを願うということなのです。 では、このテキストがターゲットとする「社会人基礎力」とは、一体何なのでしょうか。これからこのテキストを参照しながら社会人基礎力を磨こうとしている学生のみなさん、そして、このテキストを参照しながら社会人基礎力の育成を授業内外で達成しようとしている教職員のみなさんが、それぞれ自分にとっての「社会人基礎力」およびその育成方法について考えていくことが大切であることは言うまでもありません。一方で、「無い袖は振れない」ことを加味して、ここでは、社会人基礎力の概要を紹介し、みなさんが「社会人基礎力」を相対化し、自分にとっての「社会人基礎力」を作り出す契機となることを目指したいと思います。evaluation use only evse only evaluation usealuation use only eval only evaluation use ouation use only evalua

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です