出版物のご案内 :: 山形大学出版会
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5(1) 社会人基礎力とは何か 「社会人基礎力」は、産業社会を支える人材に求められる資質能力として、経済産業省により2006年に提唱された概念です(経済産業省,2010)。「社会人基礎力」の構成要素として、経済産業省は3つの力と12の能力要素を提示しています。3つの力には、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」があり、この3つの力に対して、合計12の能力要素が位置づけられています(表1)。(2) 社会人基礎力の位置づけ このような構成要素を持つ社会人基礎力は、大学教育の中でどのように位置づけられているのでしょうか。経済産業省によると、次のように述べられています。---------------------------------------------------------------------------------------------------------------・基礎学力と専門知識、そしてそれらの基盤となる人間性・基本的な生活習慣をもとに、働く力・それらを「仕事の現場」で活用する力・基礎学力、専門知識、人間性・基本的な生活習慣との循環的な向上・社会人基礎力は、学問世界でも有用(「チームで働く力」における「発信力」「傾聴力」「柔軟性」等は、学際的な分野の創出や新しい視点や方法論の導入等に必要)・学士力の一部として位置付け(専門知識、基礎学力、社会人基礎力、人間性・基本的な生活習慣)--------------------------------------------------------------------------------------------------------------- このように、社会人基礎力は、「働く」ことを前提に、大学で学ぶ基礎学力・専門知識、そしてそれを支える人間性・基本的な生活習慣を「活用する」学士力の核として位置づけられ、それは学問世界にも有用であると意味づけられているのです。(3) 社会人基礎力の効用 経済産業省は、大学において「社会人基礎力」を育成することのメリットとして、次のような内容を挙げています。経済産業省編『社会人基礎力 育成の手引き―日本の将来を託す若者を育てるために』朝日新聞出版、2010年。表1 社会人基礎力の構成要素3つの力能力要素前に踏み出す力(アクション)・主体性・働きかけ力・実行力考え抜く力(シンキング)・課題発見力・計画力・創造力チームで働く力(チームワーク)・発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力evaluation use only evse only evaluation usealuation use only eval only evaluation use ouation use only evalua

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