ブックタイトル出会う。| 山形大学 大学案内 2018

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概要

出会う。| 山形大学 大学案内 2018

森林科学コース自然と人間を深く知り、エコな生活で地球環境の問題を解決する。循環型社会の構築のため、森林の高度な利活用により、生物多様性の保全と持続的な資源利用を推進し、低炭素社会の実現をめざすなど、さまざまな地球環境問題に関する教育・研究を行います。森林をとりまく諸問題について自然科学から社会科学まで多面的かつ総合的に学び、森林管理、林業・林産業、環境保全セクターの科学技術および行政を担える人材を育成します。■研究室紹介あり方を考察する。実現する組織形態の望ましい森林管理を■Student’s Voice自然環境の大切さ。学び、感じる恵まれた環境の中で林雅秀准教授|森林管理の組織形態論円谷光汰郎3年福島県立あさか開成高等学校出身現在、森林の存在する山村社会では高齢化と人口減少が進んでいます。そうした状況で、望ましい森林管理を実現し維持する組織形態のあり方を明らかにすることが私たちの課題です。歴史を繙き、地域を広げ、農林業の現場と、分析・考察する研究室の両方を行き来しながら研究を進めていきます。集落の農業や林業に興味があり、そこで暮らす方々と交流しながら、自分の学問や知識の幅を広げたいと思い志望しました。地元の方々や山形で活躍されている方と触れ合う機会が豊富で、食べることや自然環境の大切さについて深く理解できる良い環境です。将来は農業高校の教員を目指しています。■教員一覧林田光祐教授(森林保全管理学)/江成広斗准教授(森林保全管理学)/高橋孝悦教授(森林資源利用学)/芦谷竜矢教授(森林資源利用学)/小川三四郎准教授(林政学)/柳原敦准教授(森林影響学)/菊池俊一准教授(森林影響学)/森茂太教授(森林生態学)/ロペスラリー准教授(流域保全学)※/林雅秀准教授(林業社会学)/吉村謙一准教授(森づくり論)/斎藤昌幸助教(里山創生論)※附属やまがたフィールド科学センター所属■カリキュラム1年次2年次3年次4年次学科共通科目農家体験実習、食と栄養遺伝学、基礎土壌学、基礎生態学、雪山実習、環境保全型エコ農業論、国際農業経済論学外実習(インターンシップ-Ⅰ)、学外実習(インターンシップ-Ⅱ)Intensive Scientific Communication Courses in English、国際理解(海外研修)、公開森林実習(開講期については実習実施大学による)専門基礎科目食料生命環境学入門現場から学ぶ農学基礎農学セミナー安全農産物生産学概論食農環境マネジメント学概論食品・応用生命科学概論植物機能開発学概論森林科学概論水土環境科学概論流域保全論、地球環境論、生物多様性保全学、森林資源利用学、森林政策学、森林科学総合実験実習、林業経済学、森林生態学、森林化学、森林育成学、森林影響学、森林保全利用計画学、里山創生論農村計画学、生物環境物理学、食農環境経済学、基礎有機化学、基礎植物学、流域保全実習、生物多様性保全学実験実習、植物生理学、環境社会論、植物病理学、砂防工学、応用力学、応用昆虫学コース必修科目森林測量学、森林科学応用演習-Ⅰ森林科学応用演習-Ⅱコース選択科目食農環境政策学、植物感染病学、森林資源化学、海岸砂防学、住宅市場論、森林環境保全学、森林GIS実習、自然環境調査実験実習、森林測量学実習、森林組合論、木材理学、自然環境解析論、樹木科学、森林法律学、森林動物管理学、森林資源政策学演習、森林資源利用学実験実習、森林環境保全学実験実習、森づくり論基盤共通教育科目【サイエンス・スキル】食料生命環境学実験実習(農学)、情報処理演習-Ⅰ(農学)、【キャリアデザイン】キャリア形成論(キャリア教育)、先輩から学ぶ(キャリア教育)、地域から学ぶ(キャリア教育)、【コミュニケーション・スキル1】森林フィールドサイエンス(英語2)【コミュニケーション・スキル1】英書講読演習(英語3)■学べる主な分野林政学森林・林業、住宅、環境問題などに関する歴史と現状及び将来について、経済学(林業経済学・住宅市場論)、政策学(森林政策学、森林法律学)、運動論(森林組合論)の視角から、実証的・理論的に教育・研究を行っています。こうした教育・研究にあたっては文献(資料)研究とともに、地域調査などの実態把握を重視しています。森林資源計画学森林は地球環境を保全する資源として生命に大きな貢献をしているだけでなく、大気中の炭酸ガスを吸収し、木材を生産するという人類にとって貴重な機能を持っています。森林がこのような機能を発揮するためには、森林の時空間的な情報を調査したうえで、森林の動態を予測する必要があります。森林資源計画分野では、森林から得られる様々な情報を基にした動態の予測や最適な計画と管理を提示するための研究を行っています。森林保全管理学森林は樹木集団であるだけでなく、多様な生物が共存する場です。しかし、過度の開発・利用あるいは森林管理の撤退によって、多くの生物が絶滅の危機に瀕したり、特定の野生動物が急増することで、生物多様性は急激に低下しています。森林が有する様々な生態系サービスを持続的に利用するために、野生生物間および人との相互作用を解明して、生物多様性を保全する森林管理技術の創出をめざしています。森林生態学森林は、芽生え~大木で構成され、多様性と持続性を保っています。私たちは、これらの根を含む大小個体全体の呼吸、光合成のサイズに応じた変化を実測で明らかにする個体生理学を進めています。この研究で生理学~生態系をつなげて、森林生態系の多様性や持続性メカニズムを解明し、自然のレジリエンス(復元力)を活かした持続的管理を検討しています。森林文化論人間は衣食住の多くの素材を森林から獲得し、知識や技能、技術の多くも森林から学び、科学や文化として継承してきました。人間の歴史を支えてきた、こうした多様性あふれる森林の保全と山村経済の再構築、地域文化の継承を課題に、森林社会論、生涯学習論、地域経済論の三つの視点から調査研究に取り組んでいます。森林影響学樹木は気象や土壌など立地環境の影響を受けて成長し、やがてその場に応じた森林を形成します。一方森林は周囲の環境に影響を及ぼすため、成立以前とは異なる自然環境がそこに創られていきます。このような森林と環境要因との相互作用や、その結果として生じる森林の多面的機能などについて、山から海岸までフィールドを駆けめぐり研究しています。森林資源利用学森林は生物資源と環境資源の宝庫です。森林の植物や微生物が環境保全に果たす役割の解明、人間生活と深く関わる資源(樹木やキノコなど)の高度で有効な利用、環境に優しいリサイクル型の資源利用が重要になってきています。特に雪国は森と雪の恵みを受けた豊かな自然と生物が共存しています。これらをミクロな視点から理解する教育・研究に挑戦しています。流域保全学雪国の里山の荒廃した森林生態系の修復や持続可能な森林管理など森林流域の保全と管理に関わる技術の総合化を目指し、積雪環境と森林・樹木の相互作用、庄内地域の伝統的な焼畑林業と育林放牧を組み合わせたアグロフォレストリー、森林環境教育などの課題について、演習林でのフィールドワークを主体に実践的に取り組んでいます。134