ブックタイトル出会う。| 山形大学 大学案内 2018

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出会う。| 山形大学 大学案内 2018

■Pick up the Curriculum導入科目スタートアップセミナー大学での学びと「スタートアップセミナー」~自ら学問を学び修めるスキルを身につける~下平裕之教授大学での学びでは最近「学習」より「学修」という言葉が使われることが多くなっています。「学習」は与えられた知識を理解し覚えるという意味が強いのに対し、「学修」では自ら学問を学び修めるという主体的な関わりが重視されています。学問の本来の目的は、この言葉が示すように新しい課題を見つけそれに取り組むことを通じ、問題を解決したり、新たな発見や発明などの成果を達成することにあります。1年次前期に必修科目として履修する「スタートアップセミナー」は、このような大学での主体的な学修にスムーズに適応できるよう、プレゼンテーションやグループワーク、レポートの書き方、調査・情報収集の方法など主体的・能動的な学修のために必要な技法を修得するための授業です。グループで共通のテーマに取り組み、討論や議論を通じて理解を深めたり共同で発表内容をまとめたり、自分の関心のあるテーマを設定し、調査・情報収集を行いレポートを作成するなどの具体的な取り組みを通じて、皆さんがこれからの大学生活の中で「学修」していくための基本的なスキルを身につけることができるでしょう。また今年度からの新たな取組みとして、クラス編成を従来の学部ごとから学部混合型に再編しています。山形大学は6つの学部からなる総合大学であり、さまざまな興味関心を持った多様な学生が集っています。スタートアップセミナーを通じて、学生の皆さんの学部の枠を超えた交流や連携が生まれることを期待しています。基盤共通教育教養科目日本史の中の古代(文化と社会)歴史学と教養の扉~過去の人々の営みを理解し教養を深める~十川陽一准教授これまでに多くの勉強を経験した中で、一度は歴史の授業も受けてきたことでしょう。大学でも、歴史を学ぶ機会はたくさんあります。歴史を学びたい人もいるでしょうし、「またやるの?」、「自分は興味ない」と思う人ももちろんいるでしょう。大学で学ぶ歴史とは、教科書に出てくる出来事の暗記ではありません。もっとも基本的な作業は、史料に基づいて事実を復原するということです。教科書にある歴史的な出来事が記されるにも、その根拠となった史料があります。史料を読み直したり、他の史料と照らし合わせれば、教科書の記載とは異なる理解や、全く新しい事実にたどり着くことができるかもしれません。こうして復原した事実を積み重ねてゆく。そして、それらから見出される歴史の流れを踏まえて、究極的には人間の営みによってどのように社会が形作られてきたのか、という理解に近づいてゆくこと。それが大学で学ぶ歴史、すなわち歴史学です。私の担当する「日本史の中の古代」では、そんな歴史学への入り口として、現代まで続く日本の歴史の中で、古代の制度や出来事が果たした役割について考えます。少し壮大な物語になりますが、歴史に関心のある人もそうでない人も、楽しんでいただければと思います。ところで、大学でどんな学問をするにせよ、あるいは卒業後どんな仕事に就くにせよ、現在・過去の様々な事象に興味を持って目配りしておかないと、薄っぺらな成果しか挙げられません。画像資料なども紹介しながら、過去の人々の豊かな営みに触れることで、皆さんの教養への扉を開くことができればと思っています。Yamagata University 75