ブックタイトル出会う。| 山形大学 大学案内 2019

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概要

出会う。| 山形大学 大学案内 2019

地域公共政策コース地方創生の担い手を育てます。・公共政策・地域政策に関する充実した科目群に加えて、コース横断的教育を強化し、地方創生・地域課題解決に資する人材育成に最も適した学びを提供します。・地域社会を空間・コミュニティという視野から考えるための地理学、社会学を学ぶことにより、地域社会の課題を個別に取り上げ、調査・分析・政策提言という一連のプロセスをデザインできる人材を育てます。・自治体やNPO等と協力した実践的な演習科目により、地域の活性化と持続的発展を可能にするための多面的な取組みを考え実行できる人材を育てます。■学べる主な分野政治学政治とは人間同士の利害を調整し社会の秩序を維持していくための営みです。つまり人間が生活するところ必ず政治があります。皆さんは家庭や学校でも“政治”を体験していて、その延長線上に、政治学が対象とする地方政治や国政、国際政治があります。本コースでは入門的な科目を1年次に置き、2年次以降には皆さんの問題関心(好み)に応じられるよう様々な科目を用意しています。具体的事例から理論を導きたいなら「政治理論」。決めるまでの過程に興味がある方は「政治過程論」。国ごとの違いが気になるなら「比較政治学」。国同士の利害調整や世界秩序については「グローバル・ガバナンス論」。日本中心に考えたい方には「日本政治論」。さらに発展していく問題関心に応じて、3年次以降では「政治思想史」や「日本外交論」などが学べます。行政学社会経済情勢の変化の中で、行政を巡る課題は多岐多様にわたります。財政危機の下、多くの政策課題の中でどの課題を選択し、行政資源を割り当てていくのかという選択の問題が表面化しています。最近の行政を巡る具体的な課題を取り上げて、その解決のための行政機関の活動はどのように行われるのかを、行政機関の権限、組織、職員に係る基本的な制度に即して分析します。また、社会経済の変化に対応して行政課題も変化し、それに対応すべく行政の制度や運用も改革を余儀なくされます。社会経済の変化はどのような行政課題をもたらすのか、政策決定はどのようなプロセスでなされるのか、政策決定を支える官僚制はどのような特徴を有しているのか、社会経済の変化への対応としての行政改革はどのようになされてきたのかについて分析を行います。公共政策学1960年代から認知され始めた歴史の浅い分野で、社会科学の他の分野から多くの研究成果を「借用」して成り立っています。なので、学問と呼べるか議論のある分野ですが、それだけ様々な項目を幅広く学べると言えるかもしれません。たとえば、なるべく少ない費用で大きな効果を得る政策を考えるという項目もあれば、円滑な合意形成のためのプロセスを考えるといった項目もあります。つまり、科目名だけ聞くと、公務員志望者向けの分野と思われがちですが、社会の様々な場面で役立つ知識や思考方法を提供してくれます。そうした知識や思考方法を獲得することは、NPO等の公共政策の実施を補助する立場に加え、有権者の立場から国や自治体の政策を評価するためにも不可欠なことでしょう。社会学社会学は、社会で起こるさまざまな事象の現状やそのメカニズムを明らかにすることで、今後の社会のあり方を探ったり、問題解決の方法を検討したりする学問です。人びとの意識や行動といった個人の水準から、それを取りまく家族や学校などの集団の水準、さらにより広く地域や国家などの社会の水準を視野に入れながら、現代社会の幅広いテーマにアプローチしていきます。理論的な考察を踏まえて、意識調査や聞き取り調査、統計分析など社会調査の手法を用いて実証的に研究に取り組むところにも特色があります。地域公共政策コースには、家族社会学、社会意識論、環境社会学、計量社会学などを専門とする教員が所属しており、学生はこれらとその周辺領域を中心に自らの研究テーマを設定し、学習・研究を進めていきます。地理学地理学は「地域」を専門に扱う学問領域です。人は自然に働きかけ協力し合って地域を創り上げていきます。人がそれぞれに異なるように、地域も固有な性質を持っており、それを地域性と言います。地域性を調べるためには現地に行くことが一番なので、2年生には現地を見ることから地理学の学習をスタートしてもらい、同時に、座学で基礎的な事項を学びながら、地域に対する興味・関心を高めてもらいます。所属研究室が決まる3年生以降は、それぞれの地域が抱える特有な問題点を探り、その解決方法を提案する思考や手法を学びます。4年生で作成する卒業論文では、観光やまちづくりといった具体的な施策を自分で企画し、提案してもらいます。講義やゼミを通して、地域に対して自らの意見を持ち、主張する能力を身に着けることができるようになります。地域政策学「地域政策」とは地域問題を把握し、その解決を図る政策のことであり、経済学、行政学、法律学をはじめとして、既存の学問体系にとらわれない社会科学の学際的な領域です。地域政策は、地域で暮らしている市民を中心として、行政、企業、NPOなどを巻き込み、その地域をより良くしていくように活性化していくことを目的としています。財政状況が厳しく、かつ市民意識が高まる中で、地域政策は行政の専売特許ではなくなり、市民が主体的に政策づくりに関与していくことが非常に大事になっています。「地域政策論」の講義では、豊かな地域を実現するために必要な生活環境の改善と雇用の基盤となる産業活性化を両輪として、実際に地域活性化を実践するために必要な地域問題の把握方法を習得し地域活性化の方策を考えていきます。86