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文部科学省 現代GPのページ

平成16年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」採択結果(報告)

  文部科学省が平成16年度から実施した「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」において、本学が申請しておりました以下のテーマについて採択されました。

1.採択件数(全体)

地域活性化への貢献 : 36件(内訳:大学 32件,短期大学 4件,共同 0件)
知的財産関連教育の推進 : 5件(内訳:大学 5件,短期大学 0件)
仕事で英語が使える日本人の育成 : 13件(内訳:大学 13件,短期大学 0件,共同 0件)
他大学との統合・連携による
教育機能の強化
: 6件(内訳:大学 2件,短期大学 0件,共同 4件)
人材交流による産学連携教育 : 11件(内訳:大学 8件,短期大学 1件,高等専門学校 1件,共同 1件)
ITを活用した実践的遠隔教育
(e-Learning)
: 15件(内訳:大学 14件,短期大学 0件,高等専門学校 0件,共同 1件)
合 計 : 86件


2.取組の概要及び採択理由

大学等名 山形大学・山形県立保健医療大学・東北公益文科大学・山形県立米沢女子短期大学、羽陽学園短期大学・山形短期大学 整理番号 6111
テーマ番号 4
テーマ名 他大学との統合・連携による教育機能の強化
取組名称 連携・共有する教養教育プログラムの開発 −県内高等教育の向上を目指して−
取組担当者名 小田 隆治(山形大学)
(取組の概要)
 本プロジェクト「地域ネットワークFD“樹氷”(以下、“樹氷”)」は、山形県内の大学・短期大学(短大)の連携によって高等教育の機能強化を図り、県内の高等教育機関が共有する質の高い教養教育カリキュラムを開発し、単位互換を実施する取組である。このプロジェクトを遂行するために、平成16年4月に県内6つの大学・短大からなる「FD協議会樹氷」(以下、「FD協議会」)が設立され、活動を開始した。第一段階の平成16年度は、1)統一フォーマットによる『学生による授業評価』、2)合同の『公開授業&検討会』等のFD活動によって、相互に教育の質の保証を確保しその向上に努める。第二段階の17年度は、持続的連携FD活動を基盤として、3)連携・共有教養教育カリキュラム、4)eラーニングを活用した遠隔教育、5)短大から大学への編入学プログラムの研究と開発を行う。第三段階の18年度はこれらを統合して単位互換を行う。
(選定理由)
 この取組の特徴は、強力なFD活動にあるといえます。特に、県下の大学が参加する『地域ネットワークFD“樹氷”』が共同して、教養教育カリキュラムを開発し、単位互換を実施しようとしています。このような地域連携による教養教育の中で、本プログラムはその規模においても、実績においてもむしろ遅れている方に属するといえますが、山形県下の大学がFDを出発点として、学生による評価体制を築きながら、連携により教育を共有しようとする本取組は、それらの問題を差し引いても説得力があるものと判断されます。進学率が40%に達せず、大学数も7校と少ないなどの状況下で、本取組は山形県の高等教育の将来を決定するほどの重要性を内包しているといえます。関係者の熱意に加えて、山形大学にはこのプロジェクトの先頭に立つだけの意気込みを面接審査の際には示していただきました。その姿勢は、真摯な教育改革の取組として選定に値するものと評価します。課題としては、短期大学から4年制大学への3年次編入学について、資格を厳重に審査し、安易な3年次編入学を認めない対策を早急に講じることが挙げられます。


※医学部の取組も採択されました。
大学等名 山形大学 整理番号 6111
テーマ番号 1
テーマ名 地域活性化への貢献
取組名称 生涯医学教育拠点形成プログラム−包括的地域医療支援機構創設−
取組担当者名 嘉山 孝正
(取組の概要)
 「生涯医学教育拠点形成プログラム-包括的地域医療支援機構創設-」は、山形大学医学部、地域医療を担う地域中核病院および行政(県)の密接な連携によって、医師の教育ニーズに応じた専門・生涯教育プログラムを提供する教育拠点を形成するものである。現在の地域医療に於ける医師不足は、医師絶対数の不足ではなく、若い医師が、地方に定着しないための医師偏在に原因がある。医師が地方に定着しない理由としては、(1)専門医研修の機会が少ない、(2)医師不足による精神的、肉体的な負担、(3)経験できる症例、疾患が少ない、 (4)子供の教育など生活上の不安が考えられる。本取組は、研修医及び地域の勤務医の教育ニーズを汲み上げ、それに応じた専門・生涯教育支援を行うことで、医師の定着率向上を計り、医師の偏在の解消も含めた地域の医療環境の充実、医療レベルの向上、地域住民の健康増進を通して地域社会の活性化を目指すものである。
(選定理由)
 この取組は、山形県下の医師の定着率の向上を目指したものです。蔵王協議会を中心に山形大学医学部と山形大学関連病院会が協力して専門性を持った医師の生涯教育の充実を通じて、医師の確保と地域医療の活性化を図ろうとしています。
 この取組では、医師偏在の原因を分析し、医師のリカレント教育が地方での医師の定着や医療環境の充実、医療レベルの向上に結びつくものとしており、ユニークな着眼点をもっていると評価できます。
 しかし、学部学生の医学教育との一貫性が示されておらず、また、この取組のみで医師の定着率がどの程度上がるかは未知の部分も多い等の課題も見受けられます。今後、一層の取組の改良を期待するものです。


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