[タイトル]先端学習ラボ:『未来学へのアプローチT』第6回授業と懇親会を開催

 

[授  業]

日  時:平成21522日(金)1440分から1610分まで

授 業 名:「格差問題をふまえて未来を創る」

担当教員:杉原真晃 准教授

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

出席学生:24

 

[授業概要]

本授業は「未来学へのアプローチT」の第6回目。

杉原真晃准教授による格差問題をふまえて未来を創るにあたる。

「未来学へのアプローチT」は、都市問題(佐藤慎也教授)・格差問題(杉原真晃准教授)

・環境問題(栗山恭直准教授)、それぞれのテーマを3名の授業者が担当する。

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning LaboratoryL3キューブ)」では、

4画面のプロジェクターが設置され、20台のノート型コンピュータが整備されている。

最先端の情報機器や、可動式の机が整備された教室環境で行われる授業である。

 

参観者:学内参観者、小田隆治教授、佐藤慎也教授、栗山恭直准教授、

酒井俊典助教、佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)の合計5

 

[授  業]

冒頭において、まず、先端学習ラボにおけるネット環境や先進機器、に馴染むための時間が設けられた。

授業では、授業学生に「格差」という言葉を聞いて何を思い浮かべるかが問われた。

次に、5つのグループに別れ、理想の「高校教育」について、以下、3点に基づいて、

ディスカッションが行われた。

1)教育目標(育つ子ども像、身につく力)

2)教育制度、教育内容、教育方法

3)背景(何故、その教育が必要なのかについての理由)

学生各自がワークシートに記入した上、再度、異なるメンバーとグループを作り、

最初のグループで行われたディスカッション内容を共有し、議論を深めた。

(発表1分質疑応答2分。)

なお、前回まで学生が取り組んでいた佐藤慎也教授による「持続可能都市の模型」に

議論を関連づけていくように位置付けられている。

杉原真晃准教授の授業は、学生が主体的に授業外で文献調査等を行い、LMSで議論、

共有、教室に知見を持ち寄り共有し、ディスカッションを通じて、考えを深めていくという形式を取る。

 

[次回までの課題]

    「次回のテーマ:「能力、意欲、希望の格差をどう考える?」について、

参考文献をいくつか読み、自分なりの考えをまとめる。

・まとめた考えをパワーポイントファイルで表現する。

 (1分間プレゼンテーション用)

・パワーポイントファイルは、前日に添付ファイルで杉原真晃准教授へと提出すること。

公開授業を参観後、当該授業に対する懇談会が行われた。

・来週からは、この授業で最後に組んだグループを通じて授業を行っていく。

 

[次回のテーマに関する参照文献]

LMS(Black Board)に掲載する資料

苅谷剛彦『階層化日本と教育危機−不平等再生産から意欲格差社会へ』有信堂高文社,  2001

山田昌弘『希望格差社会−「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』筑摩書房,2004

 

[その他の参照文献]

橘木俊『格差社会−何が問題なのか』岩波新書,2006

小林雅之『進学格差−深刻化する教育費負担』ちくま新書,2008

 

実際の授業・懇談会の様子についてはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

[懇談会]

日 時:平成21522日(金)1620分から1700分まで

  場:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

 

学内参加者:小田隆治教授、佐藤慎也教授、栗山恭直准教授、杉原真晃准教授、

酒井俊典助教、佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員名の計6名。

学生1名。合計7