先端学習ラボ:『未来学へのアプローチT』第8回授業と懇談会を開催

 

[授  業]

日  時:平成2165日(金)1440分から1610分まで

授 業 名:「格差問題をふまえて未来を創る

〜「人間関係偏重の諸問題」〜

担当教員:杉原真晃 准教授

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

出席学生:24

 

[授業概要]

本授業は「未来学へのアプローチT」の第8回目。

杉原真晃准教授による格差問題をふまえて未来を創る」の

3回目「人間関係偏重の諸問題」にあたる。

 

「未来学へのアプローチT」は、都市問題(佐藤慎也教授)・格差問題(杉原真晃准教授)

・環境問題(栗山恭直准教授)、それぞれのテーマを3名の授業者が担当する。

 

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning LaboratoryL3キューブ)」では、

4画面のプロジェクターが設置され、20台のノート型コンピュータが整備されている。

最先端の情報機器や、可動式の机が整備された教室環境で行われる授業である。

 

参観者:学内参観者、佐藤慎也教授、栗山恭直准教授、酒井俊典助教、

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)の合計4

 

[授  業]

本日のテーマは、「人間関係偏重の諸問題−やさしさ、弱さ、いじめ−」である。

冒頭、前回の授業で、様々な格差を踏まえて、学生が5つのグループに別れ、

理想の「高校教育」について、(1)教育目標(育つ子ども像、身につく力)、

2)教育制度、教育内容、教育方法、(3)背景(何故、その教育が必要なのかについての理由)

からディスカッションを行ったことのまとめと振り返りがあった。

 

また、NHKの番組で、ミュージシャン(ゆず)が作った希望を込めた

Wonderful World」という楽曲に関する番組映像が10分程度、提示された。

 

[15:0015:10 1分間プレゼンテーション]

その後、1分間プレゼンテーションが行われた。学生は、提示された文献を読んで、

自分なりの意見を述べた。

グループディスカッションや発表スライドの様子から、杉原准教授は、文献と自分の意見の関連づけや、

文献で書かれていること、巷で言われていることを、考え直してみるようなアドバイスを行った。

 

[15:101540 グループワーク]

その後、授業では30分間グループディスカッションが行われ、

以下の点において、個々にワークシートに意見を記入した。

1)教育目標(育つ子ども像、身につく力)

2)教育制度、教育内容、教育方法

3)背景(何故、その教育が必要なのかについての理由)

学生各自がワークシートに記入した上、再度、異なるメンバーとグループを作り、

最初のグループで行われたディスカッション内容を共有し、議論を深めた。

 

[15:4016:00グループ間での発表]

最後の30分間で、グループを一度解体し、別のグループを構成。

それぞれのグループ間でのディスカッションの内容を3分間で発表した。

杉原真晃准教授からは、発表者に良いトスを上げるような質問をするようにとのコメントがあった。

1人の持ち時間3分。発表2分、質疑応答1分。)

 

杉原真晃准教授の授業は、学生が主体的に授業外で文献調査等の事前学習を行い、

LMSで議論、共有、教室に知見を持ち寄り共有し、ディスカッションを通じて、

考えを深めていくという形式を取る。

 

[次回までの課題]

・「次回のテーマ:「ソフトな能力」について、参考文献をいくつか読み、自分なりの考えをまとめる。

・まとめた考えをパワーポイントファイルで表現する。

 (1分間プレゼンテーション用)

・パワーポイントファイルは、前日に添付ファイルで杉原真晃准教授へと提出すること。

 

[次回のテーマに関する参照文献]

本田由紀『多元化する「能力」と日本社会』NTT出版,2005.序章(第3,6章)

広井良典『持続可能な福祉社会−「もう一つの日本」の構想』ちくま新書,2006.3

 

[その他の参照文献]

ウルリヒ・ベック(東 廉、 伊藤 美登里 訳)『危険社会』法政大学出版局,1998

 

実際の授業の様子についてはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

[懇談会]

日 時:平成2165日(金)1620分から1700分まで

  場:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

 

学内参加者:佐藤慎也教授、栗山恭直准教授、杉原真晃准教授、酒井俊典助教、

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)の計5名。学生2名。

合計7