先端学習ラボ:『未来学へのアプローチT』第10回授業と懇談会を開催

 

[授  業]

日  時:平成21619日(金)1440分から1610分まで

授 業 名:「環境問題を考える」

担当教員:栗山恭直准教授

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

出席学生:24

 

[授業概要]

本授業は「未来学へのアプローチT」の10回目。

栗山恭直准教授による「環境問題を考える」の1回目である

 

「未来学へのアプローチT」は、都市問題(佐藤慎也教授)・格差問題(杉原真晃准教授)

・環境問題(栗山恭直准教授)、それぞれのテーマを3名の授業者が担当する。

 

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning LaboratoryLキューブ)」では、4画面のプロジェクターが設置され、20台のノート型コンピュータが整備されている。最先端の情報機器や、可動式の机が整備された教室環境で行われる授業である。

 

参観者:学内参観者,小田隆治教授,佐藤慎也教授,杉原真晃准教授,

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)

 

[授  業]

本日のテーマは、「環境問題を考える」である。

本日の授業のタイムテーブルは、以下のように構成されている。

(1)グループ分け(5分間)

(2)グループワーク(30分間)

(3)全体発表(5グループ:発表3,質疑応答3分=30分間) 

(4)まとめ(10分間)

 

冒頭では、栗山恭直准教授より、これまでの『未来学へのアプローチT』では、自分たちの経験などをもとに「共感できる」といったようなストーリーでプレゼンテーションをまとめていったと考えられる。

しかし、今回からは、「サイエンスの知見」、「事実」に基づいてどう判断するか、解釈するかということで、まとめ方も変わってくると考えられるだろう、との説明があった。

(1)グループ分け

栗山准教授は、前回提出を求めた学生のパワーポイントの内容から、学生の問題関心に応じて、テーマを設定し、5つのグループに分割した。

1.森林伐採・砂漠化・・・5

 2.水問題・ゴミ・・・3

 3.異常気象・ヒートアイランド・・・3

4.温暖化・・・4

5.エネルギー問題・・・5

 

(2)グループワーク

本日は、インターネットから、グループの問題関心に応じた知見を調べ、解決策を提案することがテーマである。

例えば、地球温暖化であれば、「その事実(データ)」を見せる、「その原因」、「対策」を調べ、パワーポイントにまとめる。グループあたり1台のラップトップのコンピュータが提供された。

また、先端学習ラボで活用が可能な「コラボノート」が用いられた。コラボノートを使うことによって、他のグループの作業状況を、パワーポイントで見ることができる。

 

(3)各グループ全体発表(発表3,質疑応答3分=全体発表30

まず、グループワークの結果から、それぞれのグループのテーマに応じた現状・対策・具体的な解決策が様々に提案され、それに対する質疑応答が行われた。

 

学生間の質疑応答では、環境問題という複合的な題材を扱っていることもあり、「一般的に言われていることを、改めて調べてみると、根本的に何が問題なのか解らないことが、一番厄介な問題と言えるかもしれない」という声も聴かれた。

 

最後にまとめとして、栗山恭直准教授は、質疑応答をする際に、あるグループが具体的な数字をデータとして、提示していたことを取りあげ、根拠を示すと良いとコメントした。また、パワーポイント3枚では恐らく分量が足りないこと、次回は、学生が、それぞれ素材をパワーポイントで持ち寄り、合わせて10枚作ること、その際には、ストーリーを作りながら、数字を根拠として示し、相手を納得させるということが大切であることを伝えた。

 

実際の授業の様子についてはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

[懇 談 会]

日 時:平成21619日(金)1620分から1700分まで

  場:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

 

学内参加者:小田隆治教授,佐藤慎也教授,栗山恭直准教授,杉原真晃准教授,

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員),

学生2名 合計7