先端学習ラボ:『未来学へのアプローチT』第11回授業を開催

 

[授  業]

日  時:平成21626日(金)1440分から1610分まで

授 業 名:「環境問題を考える」

          〜「地球温暖化 温室効果ガス・温度測定の仕組み」〜

担当教員:栗山恭直准教授

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

出席学生:24

 

[授業概要]

本授業は「未来学へのアプローチT」の11回目。

栗山恭直准教授による「環境問題を考える」の2回目である

 

「未来学へのアプローチT」は、都市問題(佐藤慎也教授)・格差問題(杉原真晃准教授)・環境問題(栗山恭直准教授)、それぞれのテーマを3名の授業者が担当する。

 

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning LaboratoryL3キューブ)」では、4画面のプロジェクターが設置され、20台のノート型コンピュータが整備されている。最先端の情報機器や、可動式の机が整備された教室環境で行われる授業である。

 

参観者:学内参観者,小田隆治教授,佐藤慎也教授,杉原真晃准教授,

酒井俊典助教,佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)

 

[授  業]

本日のテーマは、「地球温暖化 温室効果ガス・温度測定の仕組み」である。

本日の授業のタイムテーブルは、以下のように構成されている。

(1)今日のゲスト 佐藤慎也教授、ネット環境の準備等 

(2)10分プレゼン準備(40分間) 

持ち寄った材料によるプレゼン製作

(3)班のスクランブルによる10分プレゼン(10分間) 
他の班のプレゼンを盗め15:45

(4)作戦会議 来週のプレゼンに向けて16:05

 

グループワークに先立ち、栗山恭直准教授は、科学的なデータを引用するにあたっては、科学的なデータをどのように提示するか、その表現方法によって、読み手に与える印象が大きく異なることについて解説した。例えば同じ「ハワイで観測された二酸化炭素の濃度グラフ」であっても、グラフでのデータの提示の表し方によっては、「二酸化炭素の濃度が増加している」という印象や「二酸化炭素の濃度はあまり変わらない」という、読み手に異なる解釈を与えたり、与える印象に大きな違いが出てきたりするということが例示された。

更に1995年の「所沢のダイオキシン騒動」における、産業廃棄物の量の増加グラフに、新生児の死亡率のプロットをすると、「ダイオキシンの発生と新生児の死亡率との間に因果関係があるという風に印象づけられること」について、様々なデータをグラフに異なる表示でプロットして見せることで、本当にそれらは関係していると言えるのか、を改めて、例示した。その上で、科学的なデータの「グラフでの提示の仕方」によっては、異なる違った解釈がなされる可能性に留意してグループワークを行うようコメントした。また、適宜、栗山恭直准教授から、グループワークでの方針についての説明があった。

 

学生は、最初のグループで、40分間かけ、各自が持ち寄った材料で「10分間プレゼン」を準備した。

その後、学生は、一度、バラバラに他のグループに散り、各グループのプレゼンテーションの良かった点、参考になる点等の情報を得て、再度、元のグループに集まり、皆でより良いプレゼンテーションを作っていくことになる。

 

本授業では、学生は他の班で行われているプレゼンテーションから「良いところを盗む」、という聞き役に徹する姿勢でグループワークを進めている。

 

来週は、評価シートを配り、一番良いプレゼンテーションをした班には、栗山共直准教授からプレゼントが渡されることになっている。

 

最後に、今まで自分が調べてきたメモは最後に提出するようアナウンスがあった。

 

実際の授業の様子についてはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

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今回は開催せず。