先端学習ラボ:『未来学へのアプローチT』第13回授業を開催。

 

[授  業]

日  時:平成21710日(金)1440分から1610分まで

授 業 名:「環境問題を考える」

          〜「脱化石燃料:燃料電池・バイオ燃料・色素増感太陽電池」〜

担当教員:栗山恭直准教授

講 義 室:山形大学SCITAセンター(http://mirai.scita.jp/)

出席学生:23

 

[授業概要]

本授業は「未来学へのアプローチT」の13回目。栗山恭直准教授による「環境問題を考える」の3回目である

 

「未来学へのアプローチT」は、都市問題(佐藤慎也教授)・格差問題(杉原真晃准教授)

・環境問題(栗山恭直准教授)、それぞれのテーマを3名の授業者が担当する。

 

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:L3キューブ)」では、

4画面のプロジェクターが設置され、20台のノート型コンピュータが整備されている。

最先端の情報機器や、可動式の机が整備された教室環境で行われる授業である。

 

今回は、栗山恭直准教授の提案により、「山形大学SCITAセンター」で授業が行われた。理科

学習の普及活動を促進するための本学独自のプロジェクトである「やまがた未来科学プロジェ

クト」に基づいて,科学的思考能力を備えた将来の山形あるいは日本を支える人材を育成する

目的で設置された。小学生から大人まで,全県民を対象に開催する体験型の科学実験教室プロ

グラムが提供できる施設であり,実験室(SCITALAB),ミーティングスペース,準備室が整備さ

れている。

 

参観者:学内参観者小田隆治教授,杉原真晃准教授,酒井俊典助教,

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)5

学外参観者:村上正行准教授(京都外国語大学)1,合計5

 

[授  業]

本日のテーマは、「脱化石燃料:燃料電池・バイオ燃料・色素増感太陽電池」である。

前回まで、学生は、科学的なデータの提示方法等、主にグループワークとプレゼンテーション

を通じて思考を深めてきた。

今回は、実際に実験を行い、座学ではなく、体験する。今回は、最先端の研究である、「色素増

感太陽電池」の作成を行う。

 

本日の授業のタイムテーブルは、以下のように構成されている。

(1)化石燃料とは

歴史と仕組み

(2)燃料電池

歴史と仕組み 電池の実験

(3)太陽電池および色素増感太陽電池について(ナノテクノロジーの応用)

色素増感太陽電池の作成と評価

 

授業冒頭において、化石燃料についての外接と歴史が説明され、燃料電池の仕組みが映像と実演を

交え紹介された。まず、4人一組で、基本的な燃料電池の仕組みについて実験を通して体験した。

本授業では解説と実験、実験映像の紹介を繰りかえして授業が進められた。ぶどう糖で発電するバ

イオ電池開発等が適宜紹介された。最後に学生は「色素増感太陽電池」を作成した。太陽電池を創

り教室外に出て、太陽光からブザーを鳴らすように試みた。

 

授業で栗山恭直准教授は、本日のニュースからオーストラリアの村でペットボトルを使わないこと

を決めこと。オバマ政権下では太陽光発電が盛んになっているという社会情勢や科学技術と特許の

関係なども織り交ぜて解説した。授業最後にオワンクラゲの3D映像が紹介された。

 

来週からは、「先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:L3キューブ)」で最初のグループに

戻り、「学習成果発表会」の準備を行う。

実際の授業の様子についてはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

[懇 談 会]

日 時:平成21710日(金)1620分から1700分まで

  場:山形大学SCITAセンター

 

学内参加者:小田隆治教授,栗山恭直准教授,杉原真晃准教授,酒井俊典助教,

佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)5, 学生6,

学外参観者:村上正行准教授(京都外国語大学マルチメディア教育センター)1,合計12.