先端学習ラボ:『未来学へのアプローチU』第3回授業と懇談会を実施
[授
業]
日 時:平成21年10月16日(金)14時40分から16時10分まで
授 業 名:『格差問題をふまえて未来を創る』
担当教員:杉原真晃 准教授
講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning
Laboratory :L3キューブ)
出席学生11名
参観者:小田隆治 教授、佐藤慎也 教授 、栗山恭直 教授、佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)計4名
[授業概要]
本授業は『未来学へのアプローチU』の第3回目。杉原真晃准教授による「格差問題をふまえて未来を創る」第2回目にあたる。杉原真晃 准教授の授業では、教育学の立場から格差問題とりわけ、「格差の再生産」・「格差拡大」に教育がどう関わるかを4回扱う。
本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:Lキューブ)」では、4画面のプロジェクターが設置され、20数台のノート型コンピュータが整備されている。
最先端の情報機器や、可動式の机と椅子が整備された教室環境で行われる授業である。
『未来学へのアプローチU(教養セミナー)』では、格差問題・環境問題・都市問題、それぞれのテーマを3名の授業者がリレー形式で4回ずつ担当し、最後2回に総まとめの活動がある。
[授 業]
本日のテーマは、「階層が生みだす格差拡大を考える〜教育には何ができるか?〜」である。
冒頭において、導入に、ミュージシャン(SEAMO)の「Continue」が、上映された。
[テーマ]
格差を拡大させないため、「理想の高校教育」を考える。以下、2点に基づいて議論する。
(1)教育目標
(2)その目標を達成するための、教育制度、教育内容、教育方法など
[タイムスケジュール]
14:50〜14:55 1分間プレゼンテーション
・「課題」について、グループ内でプレゼンテーションを行う。
14:55〜15:35 グループ内ワーク
・1分間プレゼンテーションを踏まえ、階層が生みだす格差拡大問題に対応する「高校教育」について、グループ内で改めて考える。
15:35〜16:00 グループ間ワーク
・グループメンバーが散らばり、異なるグループのメンバーとチームを作る。
・1人の持ち時間5分間。発表2分、質疑応答3分。
16:00〜16:10 来週に向けての連絡
杉原真晃 准教授は、学生が主体的に「授業外」で文献調査等を行い、LMS(Black Board)で議論する授業外学習を勧めている。授業外で得た知見を教室に持ち寄り共有し、ディスカッションを通じて、互いに考えを深めていくという授業の形式を取る。
そのため授業で用いるLMSへのログイン方法や資料の取得の方法に関する手続きが説明された。
[次回までの課題(授業外学習)]
・「次回のテーマ」について、参照文献を読み、自分なりの考えをまとめる。
・まとめた考えをパワーポイントファイルで表現する。
(1〜2枚のスライドが妥当)
[次回のテーマ:産業構造の変化に対応する<新しい能力>を育成する教育を考える]
参照文献
1.
本田由紀『多元化する「能力」と日本社会』NTT出版,序章(3〜38頁),2005年.
2.
ライシュ,R.『ワーク・オブ・ザ・ネイション』ダイヤモンド社,第14章(237〜254頁),1991年.
※「1」か「2」のいずれかを読み、自分の考えをパワーポイントにまとめる。
実際の授業の様子にはこちらをご覧下さい。
[懇 談 会]
日 時:平成21年10月16日(金)16時40分から17時00分まで
講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning
Laboratory :L3キューブ)
学内参加者:小田隆治 教授、佐藤慎也 教授、杉原真晃 准教授、佐藤千恵 (山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)、学生4名 学外参観者:山上浩二郎(朝日新聞)1名、計9名