先端学習ラボ:『未来学へのアプローチU』第7回授業と懇談会を実施

 

[授  業]

日  時:平成211113()1440分から1610分まで

授 業 名:『環境問題について考える』

担当教員:栗山恭直 教授

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

出席学生:11

 

参観者:小田隆治 教授、杉原真晃 准教授、酒井俊典 助教、佐藤千恵、(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)4名、学外参観者:白杉悦雄 教授(東北芸術工科大学 教養教育センター長 デザイン工学部)、工藤彰(東北芸術工科大学 教学事務室 教務担当課長)、志賀研吾(東北芸術工科大学 教学事務室)3名、計7

 

 [授業概要]

本授業は『未来学へのアプローチU』の第7栗山恭直 教授による「環境問題について考える」の第2回にあたる。栗山恭直 教授の授業では、化学の立場から環境問題を4回扱う。

 

本授業が行われる「先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:Lキューブ)」では、4画面のプロジェクターが設置され、20数台のノート型コンピュータが整備されている。

最先端の情報機器や、可動式の机と椅子が整備された教室環境で行われる授業である。

 

『未来学へのアプローチU』では、格差問題・環境問題・都市問題、それぞれのテーマを3名の授業者がリレー形式で4回ずつ担当し、最後2回に総まとめの活動がある。

 

[授  業]

本日のテーマは、「二酸化炭素による地球温暖化」である。冒頭に、栗山恭直 教授より、「地球温暖化しているという事実を前提視していないか?本当に地球は温暖化しているのか?」という問いと懇談会の議論から改めて問題提起があった。「地球温暖化ガス」、「温度をどのように計測するか」について、「地域差」、「衛星や地球の位置」、「間接的な歴史的記録」等を事例に確認し、再吟味するように指示があった。

 

[タイムスケジュール]

・問題提起 14:40-14:50

・グループワーク14:50-16:00

 今回は、徹底した議論とリサーチの時間が与えられた。グループワークでは、地球温暖化に対して影響を及ぼすと思しき「太陽の黒点」や「水蒸気」、「森林の二酸化炭素吸収」等をあらゆる側面から、科学的なデータで持ち寄ってくることが、課されていた。

グループでのディスカッションでは、「地球温暖化について何がどのような影響を及ぼしているか、本当に温暖化しているか、その要因と実態は、定かではない」という結論を採用した上で、「地球温暖化」についての肯定的な立場、否定的な立場、あくまで確定したものではないものとして、双方の科学的なデータを提示し、両論併記すべきではないか、と立論を、説得的に検討するグループ。「地球温暖化肯定説」と「地球温暖化否定説」をどのように提示するかを検討するグループ。また、科学的データの与える印象や解釈の問題、政策がどんな科学的なデータを採用し、政策立案されているかのプロセス等に言及する議論もあった。

授業外学習での意見共有には、専用ソフト、「コラボノート」の利用が勧められた。今後の作業は、このソフトウェアを用いることで、自宅からも意見やリサーチした内容、意見を共有することが可能となる。対面で協同学習することもすすめられ、実際にいつ集合するかのスケジュールを決めているグループもみられた。

 

 ※今回から参加の受講生2名は、1班と2班に各1名ずつ参加。

 

・ファイルの提出について

今回の授業におけるリサーチ、ディスカッションの結果は、来週、20分程度で、PPTファ

イル(スライド1015枚程度)にまとめられ、プレゼンテーション、他班の発表の採点を行

うことになる。

 

実際の授業の様子にはこちらをご覧下さい。

 

 

 

 

[懇 談 会]
日  時:平成211113()1620分から1700分まで

講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory L3キューブ)

学内参加者:小田隆治 教授、栗山恭直 教授、杉原真晃 准教授、酒井俊典助教、佐藤千恵 (山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)5名、学外参観者:白杉悦雄 教授(東北芸術工科大学 教養教育センター長 デザイン工学部)、工藤彰(東北芸術工科大学 教学事務室 教務担当課長)、志賀研吾(東北芸術工科大学 教学事務室)3名、学生5名 計13名