先端学習ラボ:『未来学へのアプローチU』第11回授業を実施
[授
業]
日 時:平成21年12月11日(金)14時40分から16時10分まで
授 業 名:『未来の都市を考える』
担当教員:佐藤慎也 教授
講 義 室:先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:L3キューブ)
出席学生:10名
学内参観者:小田隆治 教授、栗山恭直 教授、杉原真晃 准教授、酒井俊典 助教、山際良弘、佐藤千恵(山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員) 大学院生1名、学外参観者:橋本一雄
助教(上田女子短期大学)計8名
[授業概要]
本授業は『未来学へのアプローチU』の第11回。佐藤慎也 教授による「未来の都市を考える」の第2回にあたる。佐藤慎也 教授の授業では、建築学の立場から都市問題を4回扱う。
本授業は通常「先端学習ラボ(Leading Learning Laboratory:Lキューブ)」と呼ばれる、4画面のプロジェクターが設置され、20数台のノート型コンピュータが整備されている最先端の情報機器や、可動式の机と椅子が整備された教室環境で行われる授業である。
『未来学へのアプローチU』では、格差問題・環境問題・都市問題、それぞれのテーマを3名の授業者がリレー形式で4回ずつ担当し、最後2回に総まとめの活動がある。
[授 業]
本日の授業は、以下のタイムテーブルに従って、前回提示された課題、「50年後〜100年後に至るまちのstoryを各自創作すること」に答える形で、展開された。各人が考えてきたstoryを2グループの中で、1人ずつ発表し、代表者を選抜する。2つのグループのstoryを相互に発表し、ディスカッションを踏まえて、多数決で、望ましいものを採用した。
こうして選択された街のstoryに従って、実際に、市長が指揮をとりつつ、前回の授業で提案された街づくりの基準に基づいて、受講生全員で一つの街の模型を製作し、表現をすることになった。最後に市長から作業の進捗状況と経過報告が行われた。
次回の宿題として、現在、制作中のこの街に100年後、自然災害が起きた時、この都市はどのように機能するのか、何が起きるのか、災害と都市の復興を考えることが課された。
[タイムテーブル]
・前回の振り返り 5min
・グループの作成
・グループ毎の街のStoryの発表 5×3min
・グループ代表選抜
・代表者によるStoryの発表 2×3min
・最終選抜 5min
・模型作成 50min
・授業の振り返り 5min
前回より、佐藤慎也 教授から100年後の未来について、次のようなストーリーが用意されている。
・何もないエリア
・今から50年後
・島にPurium という何でもきれいにしてしまう水が発見される
・やがてちいさな水のために工場が創られ、その水を求めて多くの人たちがやってくることになる。
・100年後にどのような街が出来ているか考えてみよう。
第1回目の授業で決定された「まちの基準作り(スケール1/1000)」では、「いらないもの」がストーリーとの関わりから、浄化施設が挙げられ、「必要なもの」として、以下の点が決定されている。
人口:3000人
住宅:集合住宅
都市基盤:橋、道路、移動手段、港
公共:水供給所、役所、文化交流施設
健康・福祉・教育:水利用の病院・治療施設
防災・防犯:警察署、検疫所、消防署
産業:娯楽施設、水の温泉、水の研究施設、発電所、買い物ができるところ
その他
[課 題]
・100年後の自然災害と都市の復興
宿題:100年後この街に何が起こるか考えてみよう
[授業予定]
12/11 未来の都市作り2 100年後の未来に向けた物語の創造
12/18 未来の都市作り3 100年後の自然災害と都市の復興
1 /22 未来の都市作り4 都市の持続性について
1 /29 未来の都市作り5
2 / 5 未来の都市作り6 最終プレゼンテーション
※1/15はセンター試験準備のため休講
[懇 談 会]
日 時:平成21年12月11日(金)16時20分から17時00分まで
講 義 室:
学内参加者:小田隆治 教授、佐藤慎也教授、栗山恭直 教授、杉原真晃 准教授、酒井俊典助教、佐藤千恵 (山形大学高等教育研究企画センター事務補佐員)6名、学生5名、学外参観者:橋本一雄 助教(上田女子短期大学)1名 計12名