博物館概論
 Museology
 担当教員:佐藤 琴(SATO Koto)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:全学科  科目区分:資格取得のための科目 
【授業概要】
・テーマ
日本には5000館以上の博物館があり、年間1億を越える方々に利用されている。その一方、地方公共団体が設置した博物館が赤字削減の名の下に存続が危ぶまれてる事態がいくつも起こっている。本科目では博物館の歴史を振り返りつつ、博物館を取り巻く現状について紹介する。
・到達目標
学芸員資格の取得にあたっては博物館について体系的に学習する必要がある。本科目では博物館に関する基礎的な知識を身につけることを目標とする。
・キーワード
学芸員、博物館、博物館法、博物館学、博物館学史、博物館史

【科目の位置付け】
本科目は、学芸員資格を取得する際に大学において修得すべき文部科学省令の定める博物館に関する科目のうち「博物館概論」にあたる。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式である。
・日程
およそ以下の日程で進めます。
第1回 学芸員と博物館学について
第2回 博物館の目的と機能
第3回 博物館法と博物館の分類
第4回 博物館見学およびレポート作成
第5回 博物館の歴史1博物館の芽生え
第6回 博物館の歴史2 権力とコレクション
第7回 博物館の歴史3 革命と博物館
第8回 博物館の歴史4 日本の博物館前史
第9回 博物館の歴史5 戦前の博物館
第10回 博物館の歴史6 戦後の博物館
第11回 博物館の歴史7 生涯学習と博物館
第12回 博物館学の変遷
第13回 日本の博物館制度
第14回 博物館の未来
第15回 試験とまとめ
上記日程はあくまでも予定であり、変更する場合がある。授業期間中に博物館見学レポートの提出を求める。内容は授業時間内に指示する。往復の旅費と入館料は各自で負担すること。

【学習の方法】
・受講のあり方
事例を紹介しながら口頭で説明する。
・授業時間外学習へのアドバイス
博物館に関するテレビや新聞の報道に目を配る。博物館を見学する際は学芸員の役割を想像しながら問題意識をもって観察する。

【成績の評価】
・基準
博物館の歴史と現状について理解できているかが評価の基準となる。
・方法
以下のものを評価の対象とする。
レポート(30点)
試験(70点)

【テキスト・参考書】
授業時間内に教員が作成した資料を配布する。

【その他】
・学生へのメッセージ
博物館の見方は一つではない。
・オフィス・アワー
特に設けません。訪問前に連絡してください。
メールアドレス koto-s@kdw.kj.yamagata-u.ac.jp

10801012-2016-01-11072