【授業概要】
・テーマ
【テーマ】ラテン語初級文法(後半) 【ねらい】今年度前期までに「ラテン語I」または旧カリキュラムの「ラテン語初級(前期)」を2単位分履修していることを前提に,前期で取り上げなかった文法事項を解説し,訳読等の練習問題の演習を通じて,ラテン語文法の学習をさらに深めます(ラテン語をはじめて履修する場合は,前期に開講される「ラテン語I」から履修を開始して下さい)。 文法項目が一つ一つ独立して出て来るので,ラテン語の全体像を把握するのはなかなか困難です。復習も兼ねて下記の参考書を読むと,文法の整理になるだけではなく,ラテン語全般についてさまざまな興味深い知識を得ることができます。
・到達目標
ラテン語の初級文法を身につけることにより,辞書や参考書を用いれば平易なラテン語の文章を読むことができるようになる。
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
文法事項の解説,および,前週の練習問題の答え合わせを中心に進めます。
・日程
・名詞:第三・第四・第五変化 ・形容詞:第三変化ならびに比較変化 ・動詞:直説法完了系時称と,受動相,命令法など ・統語法:関係節や格の用法など ・今後の学習のために:辞書,参考書の紹介
【学習の方法】
・受講のあり方
練習問題を解くことによって,授業で解説された文法を確実に身につけます。
・授業時間外学習へのアドバイス
プリントの練習問題に解答して下さい。その際,授業の解説を復習し,教科書の該当ページを熟読してください。
【成績の評価】
・基準
授業中の発表(練習問題の解答),宿題(文法練習),学期末レポートを課し,知識の修得,理解の度合い,汎用的技能,参加の度合いのそれぞれの項目について判定し,その合計点を用いて判定します。「ラテン語初級文法を習得し,ごく短いラテン語の文の意味がわかること」が合格の基準です。
・方法
出席および予習・復習状況(練習問題の解答など)70点,レポート30点(提出は必須),合計100点。レポートは,学期末に毎週の練習問題と同程度の問題を課します。無断で3回以上連続して欠席した場合および出席回数が授業回数の3分の2に満たない場合は単位認定の対象としません。
【テキスト・参考書】
《テキスト》松平千秋・国原吉之助『新ラテン文法』(東洋出版)。なお,練習問題は,教科書のものより平易なものをプリントで用意します。 《参考書》大西英文(1997)『はじめてのラテン語』(講談社現代新書) 逸身喜一郎(2000)『ラテン語のはなし 通読できるラテン語文法』(大修館書店) 風間喜代三(2005)『ラテン語・その形と心』(三省堂) 中山恒夫(2007)『古典ラテン語文典』(白水社) 小倉博行(2007)『ラテン語のしくみ』(白水社)CD付 辞書は必要ありません。
【その他】
・学生へのメッセージ
《重要な注意事項》ラテン語をはじめて履修する場合は,この授業ではなく,必ず前期に開講される「ラテン語I」を最初に履修してください。
・オフィス・アワー
金曜日 12時から12時30分 および 16時30分から17時30分 池田光則研究室
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