【授業概要】
・テーマ
異文化の融合と衝突
・到達目標
本年度の授業テーマは、「異文化の融合と衝突」です。。本授業では三人の教員がそれぞれの専門の立場から、上記のテーマをめぐって縦横に語ります。到達目標は以下の通りです。 (1)授業で学んだ視座と方法を、様々な文化的事象に適用して考察できるようになる。 (2)上記のような考察に基づく答案を作成できるようになる。
・キーワード
ユダヤ人 トルコ移民 シリア難民 東ドイツ 資本主義と社会主義 漢字文化圏 平仮名・片仮名 キリスト教伝来 日本語教育 人種 植民地 オリエンタリズム ステレオタイプ
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
三名の教員がリレー式で講義します。摂津がドイツ、中澤がアジア、佐藤が英米を担当します。最後の回には教員が一堂に会して討論もおこないます。
・日程
(摂津) ・イントロダクション ・「ドイツ人」とは誰か① −ユダヤ人問題とトルコ移民問題− ・「ドイツ人」とは誰か② −シリア難民問題とドイツ国内事情− ・東ドイツの崩壊と再生① −映画『グッバイ・レーニン』− ・東ドイツの崩壊と再生② −自由とノスタルジーのはざまで− (中澤) ・日本人と漢字文化圏 ・中国文化からの自立 ・東洋と西洋との出会い ・世界で学ばれる日本語 (佐藤) ・英国人の見たアメリカ―ナイアガラの滝をめぐって ・東洋人女性と反オリエンタリズム ・英国と植民地インド―『インドへの道』 ・白人とネイティブ・アメリカン―『モヒカン族の最後』 (全教員+受講生) ・徹底討論
【学習の方法】
・受講のあり方
授業時には配付資料を参考にしつつ、重要事項をノートし、講義の内容の理解に努めてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習は特に必要ではありません。授業後には、紹介された図書や資料に触れ、自分なりの理解と意見を深めてください。
【成績の評価】
・基準
3種類のレポート提出を課し、知識の修得、理解、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)の度合いについてそれぞれ判定します。また、通常の授業の参加の態度と最終授業における発言や記述によって主体的な参加の度合いを判定します。 評価の主な基準は以下の通りです。 (1)授業で学んだ視座と方法を、様々な文化的事象に適用して考察できる。 (2)上記のような考察に基づくレポートを作成できる。
・方法
授業参加:30点、レポート:70点 授業参加点と各教員に提出するレポート(1,000字×3回)とを総合的に考慮して評価します。
【テキスト・参考書】
テキスト:適宜プリントを配付します。参考書:授業中に随時、紹介します。
【その他】
・オフィス・アワー
各教員が担当する他の授業のシラバスで確認してください。
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