【授業概要】
・テーマ
映像で綴る近現代中国の文化と歴史。中国映画の鑑賞・分析を通し、中国文化の近現代を、日本との関係や台湾の歴史も交え、多元的な射程で考察する。
・到達目標
中国・アジアの近現代について、その文化的関連性を複眼的に理解する能力を身につける。近現代の中国・日本・アジアの歴史的文化的関係を深く理解することにより、アジアの平和的連帯に寄与しうる知的能力・洞察力を身につける。
・キーワード
中国映画 中国・日本・台湾
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラ・ムマップ」を参照し、よく理解した上で履修する。
【授業計画】
・授業の方法
はじめに、中国映画の100年あまりの歴史を通し、近現代の歴史と文化を振り返る。次に、時代の流れを追いつつ、個々の映画作品を鑑賞・分析し、近現代中国の文化的歴史的諸相について考察する。最後に、授業内容についてまとめの討論を行う。
・日程
第1回 ガイダンス 第2回 中国映画この100年の歴史の記憶 第3回 〃 第4回 「KANO 1931海の向こうの甲子園」-台湾の歴史と文化 第5回 〃 第6回 〃 第7回 「小さな中国のお針子」-戦後中国の文化的課題- 第8回 〃 第9回 「心の香り」-改革開放後の家族と心- 第10回 〃 第11回 「単騎千里を走る」-日中相互理解に向けて- 第12回 〃 第13回「言えない秘密」-時を超えて- 第14回 総括討論 第15回 小論文試験
【学習の方法】
・受講のあり方
毎回の授業では、中国映画作品を注意深く読解・分析する。映画鑑賞後、考察内容を簡単なコメントカードにまとめ次回の授業時に提出する。
・授業時間外学習へのアドバイス
近現代中国(台湾・香港を含む)について各自2冊以上の関連書籍を自発的に読んでおく。
【成績の評価】
・基準
①主体的な参加の度合い②知識の獲得の度合い③理解の度合い④論理的思考力・文章表現力等の汎用的技能の修得の度合い。以上のの4点を評価基準とする。 その上で、毎回の授業における積極的参加姿勢や発言、コメントカードを平常点として評価する。さらに授業を踏まえつつ、近現代中国の様々な文化の中から具体的なテーマを設定した期末試験(小論文)を課す。小論文は論理性・客観性、説得力・創造性を評価する。
・方法
受講時の能動的姿勢、発言力・質問力、コメントカードを50点満点で評価。期末の小論文試験を50点満点で評価。以上二項目を加点し成績とする。
【テキスト・参考書】
テキスト:特に定めない。 参考書:適宜指示する。 資料:授業時に配布する。
【その他】
・学生へのメッセージ
映像を楽しみつつ無理なく中国の歴史と文化を理解したい。
・オフィス・アワー
水曜日 12:00~13:30
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