心理学講義(一)
 Special Lecture on Psychology Ⅰ
 担当教員:佐藤 香(SATOU Kaori)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
感情の人間の認知や行動、および社会現象に及ぼす影響の重要性を認識し、それについて論理的に考察できるようになることを目的とする。
感情に関して心理学やその周辺学問領域でどんな理論があり関係するどんな研究がなされているのかを理解すること。とくに感情の社会的側面に注目して紹介・解説します。
・到達目標
講義を通じて感情というテーマから、各自が人間のことを考察できるようになる。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
パワーポインターを使用して講義を進めていく予定です。資料を配布したりビデオの視聴を通じて講義内容の理解を深めてもらう予定です。
・日程
以下のようなテーマでお話する予定です。
1) 感情の起源
2) 情緒の発達
3) 社会的シグナルとしての感情
4) 対人関係と感情
5) 感情を語る
6) 感情への対処

【学習の方法】
・受講のあり方
講義、配布物とその口頭説明、パワーポイント(板書)から自筆ノートを作成してください。テキストは使用しますが、テキスト以外の内容もお話しますので、丁寧な自筆ノートを作成してください。また、講義内容から感情について自分自身でも考察を深めるよう努めてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習は特に必要ありませんが、前回の講義内容を確認して講義に臨んでください。
配布物、資料、テキスト、自筆ノートを読み返し、各自、文献や資料を自ら調べるなどして学習を深めてください。

【成績の評価】
・基準
講義内容を理解し、感情というテーマから人間のことを考察できるようになったか学修の程度をみます。より詳細には、学期末試験、出席等を通じて、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、自己関与の度合いの点から判定し、これらを総合的に判断します
・方法
講義の最終回に論文式の試験を行い、成績を評価します(95%)。出席は毎回とります。あまりに出席の少ない履修者は成績評価される意思がないものとみなされます。また、学習意欲の点から考慮します(5%)。

【テキスト・参考書】
佐藤 香(編)「感情現象の諸相」ナカニシヤ出版 2005年 2000円
佐藤 香(監訳)サーニ(著)「感情コンピテンスの発達」ナカニシヤ出版 2005年 5000円

【その他】
・学生へのメッセージ
平成26年度の心理学講義(三)を履修している場合、履修不可です。
・オフィス・アワー
月曜日12:00-13:00 佐藤香研究室

10832009-2016-01-13109