日本史講義(一)
 Japanese History(I)
 担当教員:吉井 文美(YOSHII Fumi)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
「近代における日中関係」
19世紀末、日本と中国は東アジアに進出する欧米諸国の存在を意識しつつ、ともに急速な近代化の道のりを歩み始めた。政治・外交・経済・文化など様々な側面で互いに影響を及ぼし合いながら展開された近代の日中関係について、とくに日本に軸足を置きながら、講義する。
・到達目標
近代における日中関係の様相について、世界史的な視野のもとで、その時々に発生した出来事の経緯と影響という具体例に基づきながら、説明できるようになる。近代日本の国家形成に中国要因がもたらした影響を理解できるようになる。
・キーワード
日本近代史、中国近代史、イギリス、アメリカ

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行う。毎回授業の最後に提出する出席カードに、授業内容についてのコメントや疑問点を書く。
・日程
下記(1)~(3)の時代に沿って講義する。
(1)明治期
(2)大正期
(3)昭和戦前期
なお、第1回目はガイダンス、第15回目は全体のまとめとテストを行う。

【学習の方法】
・受講のあり方
授業の内容を十分に理解するよう努めるとともに、適格なコメント・疑問点を提示する。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容を復習し、不明な箇所は参考文献を調べたり、教員に質問するなどして解決する。

【成績の評価】
・基準
期末試験の他に、毎回小レポートを課し、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定する。基準は1)日本近代史について興味を持ち、具体的事例や現状を説明し、問題点を明確に指摘できる。2)授業に積極的に参加し、適切なコメント・疑問点を提示できる。
・方法
テスト(70点)、平常点(30点)。

【テキスト・参考書】
プリントを配布する。参考書は授業時に適宜紹介する。

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 12:00~13:00 吉井研究室

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