哲学講義(二)
 Topics in Philosophy (II)
 担当教員:小熊 正久(OGUMA Masahisa)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
画像と知覚の哲学
・到達目標
人間に固有な画像や絵画といった表現(表象)手段についての意味や哲学的な問題が把握できるようになる。
・キーワード
画像、絵画、知覚、像、意味

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
『画像と知覚の哲学』をテキストとして使いながら、画像と知覚についての諸問題を考察する。
・日程
内容は、フッサール、サルトル、メルロ=ポンティなどの現象学者、ウィトゲンシュタイン、ゴンブリッチ、ホプキンス、ブラウン、分析哲学、分析美学に根ざした論考であるので、難しい論文もあるが、解説しながら読み進める。

1)像の問題についての概観(3回程度、小熊によるプリント)
テキストの諸論考を解説しつつ問題を考察する。
2)「画像とは何か」について
3)「絵画とそこで描かれるもの」について
4)知覚の諸問題(知覚と意味・概念などについて)

まとめ。

【学習の方法】
・受講のあり方
大局的な観点から「画像」「絵画」「知覚」とは何か考えてみよう。
疑問を持ちながら受講してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストを使うので、予定の部分を予め読んだり、読み直したりしてほしい。

【成績の評価】
・基準
出席と授業での応答を通して「主体的参加の度合い」を見、二回の課題のうちの基本問題を通して「知識の習得の度合い」と「理解の度合い」を見、論述問題を通して「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」を見て、それらを総合的に評価します。
・方法
授業参加(15%)と2回の課題(85%)による。

【テキスト・参考書】
テキストとして『画像と知覚の哲学―現象学と分析哲学からの接近』(小熊正久、清塚邦彦編、東信堂、\2,900)を使用する。テキスト購入方法については事前に指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
むずかしいと思うところは質問してみよう。
・オフィス・アワー
水曜日12:00-13:00

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