美学・芸術学特殊講義
 Topics in Aesthetics and Study of Art
 担当教員:元木幸一(MOTOKI Koichi)
 担当教員の所属:非常勤講師 人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分:文化解釈学選択必修科目A群 
【授業概要】
・テーマ
ヨーロッパ風景画の誕生と発展。
・到達目標
風景を描くことの意味を歴史的に理解し、それを適切な日本語で記述することができるようになる。
・キーワード
風景画、背景、光、空気、遠近、ジャンル、ドナウ派、アントウェルペン、ブリューゲル、世界風景画

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
スライドを見ながら講義する。毎回資料を配付する。
・日程
1.風景画とは?
2.「風景画」という言葉の誕生
3.宗教画の風景:中世末期写本挿絵の風景
4.宗教画の風景:初期フランドル絵画の風景
5.風景画の成立:ドイツ・ルネサンスの風景
6.風景画の成立:「世界風景画」とは
7.風景画の展開:P・ブリューゲルの風景
8.風景画の展開:「世界風景画」の発展
9.風景画の展開:「世界風景画」の終焉
10.風景画の黄金時代:「オランダの肖像」とは?
11.風景画の黄金時代:ハーレム派の風景画
12.風景画の黄金時代:風景画のジャンル
13.風景画の黄金時代:夜景画と異国風景
14.風景画の黄金時代:モノクローム風景画
15.風景画の頂点とまとめ:ライスダール
※進捗状況により順番および一部内容を変更する場合があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
スライドをよく観察しながら、メモをとって聴講すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
図書館などで美術全集をひもといてみよう。またテレビの美術番組なども積極的に見て、美術に親しむようにするとよい。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加度」を授業中の態度や出席状況で、「知識の修得の度合い」「理解の度合い」「汎用的技能の度合い」を多様なテストではかることにする。
・方法
授業への参加度(20%)、テスト(80%)

【テキスト・参考書】
(主な参考書)
ケネス・クラーク『風景画論』岩崎美術社(絶版)
マルティン・ヴァルンケ『政治的風景』法政大学出版局
越 宏一『風景画の出現』岩波書店

【その他】
・学生へのメッセージ
授業を知的に楽しんで下さい。
・オフィス・アワー
授業後

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