中国語学講義
 Introduction to Chinese Linguistics
 担当教員:福山 泰男(FUKUYAMA Yasuo)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 現代中国語のしくみを理解する。既存の文法体系の把握だけでなく、中国語の成り立ちや法則性等について、その文化的背景を探りつつ、考察を進める。
・到達目標
 中国語の特徴とその背景について考察する力を身につける。中国語のしくみについて、通説を理解した上で、様々な言語事実をもたらす理由や文化的背景を再検討再発見する思考力を養う。あわせて中国語中級以上の能力を身につける。
 本授業を通して、さらに高度な言語学的課題に関心を寄せたり、新たな研究課題を発見する一端を開くことができる。
・キーワード
現代中国語のしくみ 具体的な言語事実の背景

【科目の位置付け】
 学部・学科のカリキュラムポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、理解した上で履修する。

【授業計画】
・授業の方法
 配布資料に沿って講義を進める。毎回提示する課題を考察し、講義内容の確認・理解を図る。
・日程
(1)ガイダンス
(2)中国語と数字・外来語
(3)動目構造と能動受動表現
(4)意味の区切りと標点符号
(5)主述文における既知・未知情報
(6)意味の曖昧さをめぐって
(7)単語の変化:単音節から複音節へ
(8)身振りと言語について
(9)語呂合わせのいろいろ
(10)約束事としての言語
(11)感嘆詞と感情のニュアンス
(12)様々な感情表現
(13)同音語と多義語
(14)疑問文のニュアンス
(15)まとめの考察

【学習の方法】
・受講のあり方
 配布資料を参照し、授業の内容を理解する。疑問点は、その都度質問する。
・授業時間外学習へのアドバイス
 授業で提示した課題について次の授業時までに考察・記述しておく。
 疑問・質問事項をメモしておく。

【成績の評価】
・基準
 ①主体的な参加の度合い②知識の獲得の度合い③理解の度合い④論理的思考力・文章表現力等の汎用的技能の修得の度合い。以上の4点を評価基準とする。
・方法
 課題を解き、積極的に授業参加し発言しているかを平常点として評価し、期末テストを課す。平常点50点。期末テスト50点。

【テキスト・参考書】
 配付資料による。

【その他】
・学生へのメッセージ
中国語既習者であることが望ましい。中国文化や言語に対する関心度の高さが求められる。
・オフィス・アワー
水曜日 12:00~13:30

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