ロシア文化論
 Russian Culture
 担当教員:相沢 直樹(AIZAWA Naoki)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
コンセプトは「ロシア文化 ── 時空間旅行」です。
・到達目標
ロシア文化を理解するための基礎的な概念,事件,人物などをロシアの歴史をたどりながらお話しします。ロシア的なものとは何か,を各自つかめるようになれば幸い。
・キーワード
ロシア 歴史 事件 人物 概念 

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
資料や映像を駆使しながら普通に講義します。疑問点はどんどん質問してください。
・日程
 1 ガイダンス
 2 ロシアの位置:地理的,地政学的,言語的,...
 3 ロシアの起源:キエフ・ルーシとロシア建国伝説
 4 キリスト教の受容
     東方正教会とカトリック
 5 タタールの軛(くびき):モスクワ大公国とツァーリ(皇帝),ロシア正教
     イコン(聖像画)
 6 動乱の時代とロマノフ朝の成立
 7 ピョートル大帝と近代化
     ペテルブルグとモスクワ
 8 エカテリーナ二世と文化政策(エルミタージュ美術館ほか)
 9 祖国戦争とデカブリストの乱,農奴解放
     皇帝,貴族,ナロード
10 帝政時代のロシア文化:文学,音楽,バレエ
11 革命前夜:日露戦争,血の日曜日事件,第一次世界大戦
12 ロシア革命(二月革命と十月革命)と社会主義
     アヴァンギャルド芸術運動
13 ソ連邦の成立(共産党一党独裁,計画経済)
14 スターリンの恐怖政治と大祖国戦争
     ショスタコーヴィチの闘い
15 ソ連邦の崩壊と新生ロシア

【学習の方法】
・受講のあり方
まずは講義内容を理解するよう努めてください。分からないことがあれば質問してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に指示のないかぎり,予習は必要ありません。
図書館で関連する本を探したり,ビデオや舞台で上演を見てみましょう。

【成績の評価】
・基準
授業参加,学期末のレポート等により総合的に評価します。授業参加は授業後に提出してもらうコメント・カードへの書き込み(質問やコメント等)を評価します。レポートは着眼点と独創性,表現力を評価します。
・方法
授業への取り組み(30%)、授業内容の理解(40%)、主体性・独創性(30%)

【テキスト・参考書】
適宜プリント等を配布します。

【その他】
・学生へのメッセージ
ロシア語の知識は必ずしも必要ではありません。
・オフィス・アワー
火曜日 12時10分から12時50分
金曜日 12時10分から12時50分 (その他在室時は随時受付)

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