文化交流史講義
 World Cultural History
 担当教員:相沢 直樹(AIZAWA Naoki)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
ロシアにやって来た外国人,ロシアから国外に出た人たちをあとづけるとともに,ロシアとわが国のあいだでの文物の交流について考えます。
・到達目標
ロシアと欧米,ロシアと日本の間での文化交流について,その歴史,背景や影響(文化的成果)をダイナミックにとらえることを目ざします。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。

【授業計画】
・授業の方法
資料や映像を駆使しながら普通に講義します。疑問点はどんどん質問してください。
・日程
 1 ガイダンス
・ロシアへ
 2 ロシアに来た人びと(1) ヴァイキングとリューリク朝
 3 ロシアに来た人びと(2) 女帝エカテリーナ
 4 ロシアに来た人びと(3) プティパとロシア・バレエ
 5 ロシアに渡った日本人(1) 運命のいたずら:大黒屋光太夫と漂流民たち
 6 ロシアに渡った日本人(2) 二葉亭四迷と新しい日本文学
 7 ロシアに渡った日本人(3) 山下りんとイコン
・ロシアから
 8 亡命者(1) 画家:カンディンスキーとシャガール
 9 亡命者(2) バレエ・ダンサー:ヌレエフ,マカロワ,バリシニコフ
10 日本を訪れたロシア人(1) 3人のパヴロワ:日本バレエ事始め
11 日本を訪れたロシア人(2) モロゾフとヴァレンタイン・デー
・ロシア文化と日本文化における文物交流
12 文化受容(1) マトリョーシカと七福神
13 文化受容(2) 芸術座によるロシア物上演
14 文化受容(3) 歌声喫茶とロシア民謡
15 「さらばシベリア鉄道」を聞きながら... あるいは,まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
まずは講義内容を理解するよう努めてください。分からないことがあれば質問してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習は特に必要ありませんが,事前配布物に目を通す等の指示があった場合はそれに従ってください。
図書館で関連する本を探したり,テレビや雑誌の情報にも注意してみましょう。

【成績の評価】
・基準
授業参加,学期末のレポート等により総合的に評価します。授業参加は授業後に提出してもらうコメント・カードへの書き込み(質問やコメント等)を評価します。レポートは着眼点と独創性,表現力を評価します。
・方法
授業への取り組み(30%),授業内容の理解(40%),主体性・独創性(30%)

【テキスト・参考書】
適宜プリント等を配付します。
開講時および授業中に説明します。

【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 12時10分から12時50分
金曜日 12時10分から12時50分 (その他在室時は随時受付)

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