社会調査実習
 Practice in Social Research
 担当教員:阿部 晃士(ABE Koji)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:通年  単位数:4単位  開講形態:実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
社会調査の手法を実践的に学習し、企画から実施、分析、報告書作成まで、調査の全過程に関する知識と技術を習得する。
・到達目標
(1) 調査目的に沿った仮説を設定し、検証のための調査を企画・設計することができる。
(2) 調査を実践するための基礎知識をもとに、サンプリング、調査票作成、調査の実施、データ作成等ができる。
(3) 適切な方法でデータを分析し、報告書を執筆することができる。
・キーワード
社会調査、量的調査、質的調査、データ分析

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
基礎的学習やグループごとの議論を踏まえ、調査票作成やデータ分析等の作業をおこなう。また、必要に応じて、学外でのインタビュー調査等を実施する。
・日程
第1部と第2部を前期に、第3部と第4部を後期に実施する計画だが、調査の実施時期や準備状況に応じて柔軟に運営する。

第1部:社会調査の企画
・調査課題の設定
・調査課題に関する情報収集と文献購読
・フィールドワーク、インタビュー
・仮説の設定
第2部:社会調査の基礎技術
・サンプリングの手法
・調査票作成の実際
・Excelによるデータ分析の方法
第3部:社会調査の実施
・調査票の作成
・調査の実施
・データの作成と入力
第4部:データ分析と報告書の作成
・分析ソフトの利用法
・調査データの分析
・分析結果の発表会
・報告書の作成

【学習の方法】
・受講のあり方
グループワークが中心であり、作業の過程ごとに小レポートを課すため、特別な理由がない限り欠席しないこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
調査課題に関する情報や文献の収集、分析手法の復習等に、主体的に取り組むこと。

【成績の評価】
・基準
グループワーク等への積極的参加、小レポート、発表や報告書作成の取り組みにより、主体的参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の習得の度合い(論理的思考力、文章表現力)を評価する。到達目標の達成度が基準となる。
・方法
グループワークへの参加(30点)、小レポート(40点)、発表と報告書作成(30点)

【テキスト・参考書】
参考書:
原純輔・海野道郎, 2004,『社会調査演習(第2版)』東京大学出版会.
土田昭司・山川栄樹, 2011,『新・社会調査のためのデータ分析入門』有斐閣.

【その他】
・学生へのメッセージ
「現代社会における若者の意識」を全体テーマとして、調査の準備状況や受講者の関心に応じて具体的な調査課題を決定します。
・オフィス・アワー
水曜日12時45分から14時15分 阿部晃士研究室

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