日本語学講読(前期)
 Directed Reading in Japanese Linguistics
 担当教員:渡辺 文生(WATANABE Fumio)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
《日本語学の研究論文を読む》
日本語の研究のうち,日本語の表現やバリエーション,コーパス研究に関連するトピックを扱った文献や論文を読み,その内容について受講者が調査・考察を行い,その成果を教室で発表する。
日本語に関してもっと探求してみたいと思うテーマを見つけることを目指す。
・到達目標
日本語学の専攻で卒業論文を書くための知識や技術を身に付ける。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修して下さい。

【授業計画】
・授業の方法
受講者が担当する論文の内容およびそれについて受講者が調査・考察したことについて教室で発表する。発表者以外の受講生は,その発表に対する評価や質問・コメントなどを「リアクション・ペーパー」に記入し,それをもとにディスカッションを行う。「リアクション・ペーパー」は授業の最後に教員に提出する。
・日程
上級生から順番に日程を割り当てて発表を行う。
1回目 ガイダンス,発表の日程調整
2回目 発表の準備の仕方,発表の方法について
3〜14回目 受講者の発表
15回目 総括

発表のトピックとしては
日本語の表現(反復・省略・指示・文末・比喩…など)
日本語のバリエーション(方言・若者ことば・ことばの性差…など)
コーパスを用いた類似表現の分析
などを取り上げる。

【学習の方法】
・受講のあり方
授業の議論に積極的に参加すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
聞いている人が分かりやすいプレゼンテーションをするように,自分の発表について十分準備をすること。
他の人の発表で興味を持ったトピックについて,さらに関連する文献を調べること。

【成績の評価】
・基準
講読した文献をしっかり理解しているかどうか(知識習得の度合い,理解の度合い),理解した内容を発表資料やレポート,口頭発表において分かりやすく伝えることができるか(汎用的技能の度合い),適切な調査や考察を行っているかどうか(主体的な参加の度合い)などで評価する。
3分の1以上欠席(実習・忌引き等は除く)の者には合格点を与えない。
・方法
発表(30%)・貢献度(40%)・レポート(30%)

【テキスト・参考書】
プリント配布

【その他】
・学生へのメッセージ
第1回目のガイダンスには必ず出席すること。欠席する場合は事前に連絡すること。
・オフィス・アワー
火曜日 11:00〜12:00
上記時間帯以外でもアポイントによって対応します。

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