文化動態論演習
 Seminar in History and Anthropology
 担当教員:松本 雄一(MATSUMOTO Yuichi)、中村 篤志(NAKAMURA Atsushi)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
「牧畜民と現代社会」
・到達目標
「牧畜民」、あるいは「遊牧民」と聞いて我々が抱くイメージはそのようなものでしょうか。月の砂漠とラクダ、大草原と羊などのステレオタイプ的な風景と共に、そこで「伝統的」な生活を営む人々の姿を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。しかし、彼らは我々と異異なる歴史を歩んできた一方で、我々と同様に現代社会と対峙し、様々な問題を共有しています。現代の遊牧民について学び、「定住」生活を営む我々と比較し、人間とその歴史に見られる多様性と普遍性を理解する視座を身につけます。
・キーワード
牧畜民、現代社会、グローバリズム

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、担当者が文献要旨とコメントを作成し、文献の内容とコメントの妥当性の双方に関して全体で議論します。
・日程
1.ガイダンス
2.牧畜民とはどのような人々か
3.地球環境と牧畜民
4.歴史の中の牧畜民
5.グローバリズムの中の牧畜民
6.牧畜民と紛争

【学習の方法】
・受講のあり方
発表を必ず担当してもらいます。発表の担当は最初のガイダンスで決定します。積極的に議論に参加してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で指定する文献を前もって読んでおくことが望ましい。

【成績の評価】
・基準
演習発表、授業での発言の他に、授業での発表の質疑応答を反映させたレポートを課し、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(プレゼンテーション能力、文章表現力)を判定、評価します。
・方法
担当発表 50%
授業での発言25%
レポート 25%

【テキスト・参考書】
ガイダンスで担当教員が選んだ文献を指定します。

【その他】
・学生へのメッセージ
ガイダンスの時に発表の割り当てを決めるので、必ず出席してください。
・オフィス・アワー
松本 火曜日12:50~14:30
オフィス・アワー以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください。

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