文化人類学演習(三)
 Seminar in Cultural AnthropologyⅢ
 担当教員:松本 雄一(MATSUMOTO Yuichi)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
日常的実践の人類学
・到達目標
我々が日常的に行う行為は、我々を取り巻く社会とどのような関係にあるのでしょうか。日常的な実践をテーマとする文化人類学の論集を精読することによって、文化人類学の調査の仕方、文献の読み方と議論の仕方を身につけることを目指します。聞きなれない用語でも自分で調べて学習して理解する姿勢を身につけましょう。
・キーワード
日常的実践、フィールドワーク、語り、身体

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
毎回、担当者が文献要旨とコメントを作成し、文献の内容とコメントの妥当性の双方に関して全体で議論します。
発表の1週間前に、担当者は文献要旨・コメントを作成して、人数分コピーして配布してください。
・日程
1.ガイダンス
2.この授業の背景
3.実践としての語り
4.身体化された思考
5.実践コミュニティ
6.身体技法の習得
7.その他

【学習の方法】
・受講のあり方
発表を必ず担当してもらいます。積極的に議論に参加してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
受講者は全員、1週間前に配られた文献要旨とコメントを前もって読んで、自分のコメントを考えておいてください。
復習として授業での議論を思い浮かべながら、文献要旨とコメントを再読してください。発表者にはレポートを作成してもらいます。


【成績の評価】
・基準
演習発表、授業での発言の他に、授業での発表の質疑応答を反映させたレポートを課し、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(プレゼンテーション能力、文章表現力)を判定、評価します。
・方法
担当発表 40%
授業での発言30%
レポート 30%

【テキスト・参考書】
テキスト:田辺繁治/松田素二 編 2002年『日常的実践のエスノグラフィー』世界思想社
※第一部、第二部を中心に授業を行います。

【その他】
・学生へのメッセージ
ガイダンスの時に発表の割り当てを決めるので、必ず出席してください。また将来、文化人類学で卒業論文を執筆することを考えている方は、文化人類学の文献の読み方、議論の仕方などを学ぶために必ず履修してください。もちろん他の分野を学んでいる方の履修も歓迎です。
・オフィス・アワー
火曜日12:50~14:30
オフィス・アワー以外の時間帯での面談を希望する場合はメールで連絡してください。

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