文化人類学実習
 Fieldwork
 担当教員:松本 雄一(MATSUMOTO Yuichi)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
「人間の多様性と共通性」
野外民族博物館リトルワールド(名古屋)(http://www.littleworld.jp)の本館展示室および野外展示場を通して、世界の様々な伝統文化と人間の共通性を学ぶこと。
・到達目標
世界各国から収集した豊富な民族資料(約6,000点)および移築・復元された家など(22ヶ国・33施設:山形、沖縄、アイヌ、台湾、ペルー、インドネシア・バリ島、ドイツ、フランス、イタリア、タンザニア、南アフリカ、西アフリカ、ネパール、インド、タイ、韓国、ミクロネシア、アラスカなど)を実際に見ることによって、人間の多様性と共通性を理解すること。
・キーワード
フィールドワーク、民族調査、人間の多様性と共通性

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
野外民族博物館リトルワールド(http://www.littleworld.jp)に関する事前調査を行い、各自の実習テーマを決める。次に、自分のテーマと関連する図書・論文を読み、事前勉強会で報告する。その上で実習計画を作成する。実習終了後には、レポートを執筆する。
・日程
1ガイダンス
2実習準備
 事前調査、
 テーマの設定、
 関連図書・論文の読書・報告、
 実習計画の作成
4実習
5実習レポートの作成
 データの整理
 レポートの作成

【学習の方法】
・受講のあり方
現地調査の準備、本調査に毎回出席してください。特にガイダンスは重要です。
・授業時間外学習へのアドバイス
事前準備(テーマの設定、関連図書の読書)を周到に行ってください。

【成績の評価】
・基準
(1)実習準備の進展状況、(2)実習への参加態度、(3)実習レポートの完成度、によって評価します。(1)、(3)によって知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)を判定し、(1)、(2)によって授業への参加の度合いを判定します。
・方法
調査準備 40%
調査内容40%
レポート 20%

【その他】
・学生へのメッセージ
異文化に接する経験は、実際に自分で異文化を対象とした調査を行うために訳に立つだけでなく、異文化に関する図書や論文を読む際に非常に役に立ちます。文化人類学で卒業論文を執筆することを考えている方は、必ず履修してください。もちろん他の分野を学んでいる方の履修も歓迎です。
 実習準備を念入りに行う必要があるので。必ずガイダンスに出席してください。ガイダンスの日程は後日掲示します。
 なお、実習は現地集合、現地解散となりますのでご注意ください。
・オフィス・アワー
松本雄一 火曜日:12:50~14:30(松本雄一研究室、人文学部2号館4階)

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