アジア史演習(一)(後期)
 Seminar in Asian History (I)
 担当教員:新宮 学(ARAMIYA Manabu)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
東アジア社会史の研究
後期の演習では、史料の読解を通じて、アジア史に関する卒業論文を作成するうえで必要な総合的な力を養成する。東アジア史に関する史料の読解をもとに自ら課題を見つけて研究し、その成果を論理的に再構成して発表する能力を修得する。
・到達目標
正確な読解力をもとに、史料から歴史的事実を読みとって論理的に発表する能力を身につけることができる。
・キーワード
史料分析 正史 列伝 実録

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
史料の分析が中心となる。毎回分担を決め、担当者が翻訳文を作成し関連事項を調べて、レジュメにまとめて報告する。その報告をもとに全員で検討する。
・日程
第1回 ガイダンス
第2回 研究課題の概要と史料解説
第3~14回 史料分析
第15回 まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
この演習は、史料解読が中心となるので、漢和辞典を持参すること。毎回欠かさず出席することが大切。
・授業時間外学習へのアドバイス
・予習のあり方:授業の範囲の史料を、毎回必ず諸橋轍次『大漢和辞典』全13巻(大修館書店)や『アジア歴史事典』全10巻(平凡社)などにあたって予習すること。
・復習のあり方:報告者のレジュメをもとに漢文に慣れるために、テキストを繰り返し読むこと。

【成績の評価】
・基準
基準1:授業への主体的参加
基準2:基礎的知識をもとに史料を読解する能力
基準3:史実をもとに論理的思考し、再構成した内容を発表表現する能力
・方法
報告(50%) 質疑応答(30%) レポート(20%)

【テキスト・参考書】
・テキスト
 趙翼『廿二史箚記』 プリントを配布する。
・参考書
『世界史大系 中国史』(山川出版社)、『中国歴史辞典』(上海辞書出版社)、中国歴史地図集』(地図出版社)。その他、随時紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
東アジア史に関する卒業論文を作成しようとする学生は、必修単位数に関わらずに継続して受講すること。とくに史料読解力は、半年やそこらではなかなか身につかないので、継続して受講することが望ましい。
・オフィス・アワー
火曜日 12時30分~13時30分 木曜日 12時~13時 新宮研究室

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