芸術文化実習
 Fieldwork in Art History and Art Culture
 担当教員:石澤 靖典(ISHIZAWA Yasunori), 佐藤 琴(SATO Koto)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分:文化解釈学コースC群 
【授業概要】
・テーマ
美術館見学実習を行います。まず事前に山形県内の美術館、博物館を調査し、レポートを提出します。さらに10月中~下旬の4日間、東京周辺の美術館、博物館を7館程度見学します。
・到達目標
美術作品の鑑賞法を学び、文化制度としての美術館のあり方を理解できるようになります。また、これらの学習を通して、芸術について適切で論理的な文章を書くことができるようになります。くわえて美術史、歴史学などの学問の成果をどのように社会に提示するかという問題を実態に即して考察することができるようになります。
・キーワード
美術館 展覧会 作品記述 美術鑑賞

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
事前指導(オリエンテーション)においては、山形県内の美術館・博物館を実際に調査するレポートを課します。その上で、10月中~下旬の4日で東京周辺の美術館、博物館を見学します(班に分け、班毎に出欠をとります)。うち1回の見学は班毎に自主的に美術館を選択し、見学することになります。夏期休業前後に事前指導を2回行うので、掲示を見落とさないようにしてください。また、交通手段と宿泊先は、各自が自主的に選定してください。事前指導を含めて無断欠席は厳禁とします。もし無断欠席した場合は、履修を取り消しますので注意してください。
・日程
7月に事前指導の第1回目をおこない、履修者を決定します。
10月に第2回事前指導をおこない、見学前の最終確認と山形県内美術館・博物館に関する事前指導レポートを提出します。
10月中~下旬の4日間で国立西洋美術館、東京国立博物館など7館を見学します(展覧会により変更する可能性があります)。
11月の事後指導で、レポートを提出します。

【学習の方法】
・受講のあり方
事前に美術館・博物館、展覧会、収蔵作品などを調べておくことが重要です。実習中の遅刻欠席は厳禁とします。
・授業時間外学習へのアドバイス
ガイドブックなどを用意するとよいでしょう。

【成績の評価】
・基準
実習中の行動とレポートにより、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを判定します。基準は、1) さまざまな視点から作品を鑑賞し、適切に記述することができる、2)文化施設としての美術館について洞察力をもって分析することができる、の二点です。
・方法
オリエンテーションにすべて参加することを前提とし、事前・事後レポート(20%、80%)により採点します。

【テキスト・参考書】
(参考書)美術小事典など。

【その他】
・学生へのメッセージ
美術館への入館料として、5000円程度必要となります。
・オフィス・アワー
金曜日16:20-17:50 その他在室時随時

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