国際文化学演習(前期)
 Seminar in International Culture
 担当教員:柿並 良佑(KAKINAMI Ryosuke)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
本演習の目的は、異文化間の交流/衝突にともなう諸問題について、学術書ならびルポなどの文献を渉猟しつつ、〔2〕主体的な事前学習と討論を通じて、現在のグローバル化社会の中で展開する「文化」の諸相を学ぶことである。
・到達目標
学生は演習への参加を通じて、異文化と接する際に起こりうる事態や対処の具体的な方法例、さらには、このような事態に取り組むために必要とされる能力や姿勢を、多角的に学ぶことができる。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修すること。

【授業計画】
・授業の方法
毎回の担当者の発表を聴くことに加えて、テーマに関連する文献などの調査を踏まえた討論を行う。
・日程
初回は教員が概論的な講義を行う。その後、担当を決めて発表を行ってもらうが詳細な日程については、初回および第二回を使って決定する。現時点で予定されている授業内容は以下の通り:
01 - 02 オリエンテーション
03 - 06 「シャルリ・エブド事件」をめぐって
07 - 10 「パリ同時襲撃事件」をめぐって
11 - 14 「ライシテ」とは何か
15 最終討論とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
討論や調査を通じて、国際的な複数の視点から事象を検討し、討議に参加することが求められる。
・授業時間外学習へのアドバイス
移民の歴史や文化、宗教の社会的な位置づけ、日本在住外国人など問題は多岐にわたる。さまざまな分野の史料や文献を積極的に調べることが求められる。

【成績の評価】
・基準
授業への取り組み(平常点)と期末レポートにより、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、主体的な参加の度合いを判定します。
・方法
授業参加(授業内での討論、発表など)50点、期末レポート50点。

【テキスト・参考書】
『ふらんす』「シャルリ・エブド事件を考える」特集号、白水社
『ふらんす』「パリ同時テロ事件を考える」特集号、白水社
『現代思想』「パリ襲撃事件 新しい〈戦争〉の行方」
そのほか適宜プリント、資料等を配付する。

【その他】
・学生へのメッセージ
グローバル文化学コースの学生に限らず、移民問題や広く国内外の国際交流に興味がある学生を歓迎する。
・オフィス・アワー
各担当教員のオフィスアワーは、初回オリエンテーションで告知する。

10833087-2016-01-13287