ロシア語講読(前期)
 Directed Reading in Russian
 担当教員:天野 尚樹(AMANO Naoki)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
ロシア語の世界を実際に歩きはじめる授業です。これまでに身につけた(はずの)文法の基礎を確認し、覚え直しつつ、運用していくこと、語彙の拡充をはかること、ロシア語からロシア人の姿がみえるようになることが目的です。担当教員が選んだ文章を読み、日本語に訳す作業が授業の中心です。論理性の高いロシア語が伝える内容を日本語で表現し直す作業は、日本語力を鍛えることにもなるでしょう。短く平易な文からはじめ、最終的には、文章と呼べるレベルのロシア語まで読むことができればと思っています。
・到達目標
辞書があればロシア語が読めるという実感がもてるようになること。辞書の読み方がわかること。ロシアにはまること。
・キーワード
ロシア語 講読

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については,「カリキュラム・マップ」を参照し,よく理解したうえで履修してください。


【授業計画】
・授業の方法
まずは、文法の重要事項に焦点を合わせた文章を体系的に読んでいきます。内容よりもロシア語力の養成を優先します。内容的にもなるべくおもしろいものを選びますが。後半以降は、内容のおもしろさを優先した文章を選んで、読む楽しさを味わいながら、文法の実践的運用力を高めていきます。合わせて、語彙の小テストをおこないます。
・日程
前半は、文法単元別に整理した文章を読みます。特に、以下の3項目に焦点を当てます。
 ①格の用法
 ②体の用法
 ③移動の動詞の用法
 後半は、受講生の関心にも配慮しながら、さまざまなテーマの文章を選んで読んでいきます。

【学習の方法】
・受講のあり方
予習の段階で日本語訳をつくってきてもらいます。誤読の理由を知ることが進歩への道です。
・授業時間外学習へのアドバイス
辞書をよく読むこと。ロシア語と日本語のあいだで格闘すること。意味のわかった文章をひたすら音読すること。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」、「知識の修得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」の4つの評価基準で評価します。
・方法
予習の成果で判断される読解力とその進捗度、語彙の小テストの結果で判断します。
予習   60点
小テスト 40点

【テキスト・参考書】
特に指定しません。テキストは担当教員が用意します。辞書は必ず持参してください。

【その他】
・学生へのメッセージ
ロシア語の歩き方がわかれば、ほんとのロシアも歩けるようになります。
・オフィス・アワー
火曜日12時10分から12時50分、金曜日12時10分から12時50分。その他在室時は随時受け付けます。

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