ドイツ語学演習
 Seminar in German Linguistics
 担当教員:渡辺将尚(WATANABE Masanao)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
独文解釈のストラテジー
ドイツ語に限らず、英語でも、単語の意味は分かるのに、文全体の意味が把握できずに困ったという経験はないだろうか。本授業では、その壁を突破するためのストラテジーを学び、実践する。
・到達目標
1つ1つの文の意味を把握し、ある程度まとまった文章の大意をつかめるようになる。

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修すること。

【授業計画】
・授業の方法
1回の授業は、以下のように構成される。
0.予習
前の回に配付される「予習プリント」に従って行う。次回使用する単語の理解が中心となる。
1.その日に扱うテーマの紹介と、文章中でそれを見抜くためのストラテジーの説明
2.ストラテジーの実践
3.練習問題
「復習プリント」により、その日に学んだストラテジーを復習し、実際に自分でも使えるものにする。
4.次回の「予習プリント」配付
・日程
以下の項目について、1回ないし2回の時間をかける
1.語句の連関を見抜くストラテジー
例)AではなくB(英:not A but B)、ある時は~またある時は~(英:sometimes...at other times)
2.格を見抜くストラテジー
3.倒置文を見抜くストラテジー
4.zu不定詞句の連関を見抜くストラテジー
5.分詞構文を見抜くストラテジー
6.es(英:it)が何を受けているかを見抜くストラテジー
7.接続詞の連関を見抜くストラテジー
8.挿入句・挿入文を見抜くストラテジー
9.語の省略を見抜くストラテジー

【学習の方法】
・受講のあり方
積極的な参加を期待する。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で扱った文章を再度読み返す。

【成績の評価】
・基準
平常点の他にレポートを課し、知識の修得の度合い・理解の度合い・汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)修得の度合い・参加の度合いのそれ
ぞれの項目について判定し、その合計点を用いて評価する。
具体的には、1)独文解釈に必要なストラテジーを理解している。2)そうしたストラテジーに沿って、独文解釈を実践している。3)授業に積極的に参加し、その自分自身の姿勢を正当に自己評価できることが基準となる。
・方法
平常点60点、レポート40点

【テキスト・参考書】
毎回辞書を持参する。

【その他】
・オフィス・アワー
木曜日12時~13時、人文学部2号館3階東端渡辺将尚研究室

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