【授業概要】
・テーマ
「統計学の理解と実践」 本講義では、まず記述統計学として資料のまとめ方を学ぶ。その後で、確率と確率変数、標本分布について学び、統計的推論の前提となる知識を得る。この知識をもとに統計的推定と統計的検定などについて学ぶ。
・到達目標
統計学の考え方や統計的手法を理解することによって、一見、バラバラな数字の羅列にしか見えないデータから、有益な情報あるいは自らの意思決定に役立てるような情報を独力で得られるようになる。
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、『カリキュラムマップ』を参照し、よく理解した上で履修して下さい。
【授業計画】
・授業の方法
テキストと私が配布するプリントを利用した講義形式で行われる。必要に応じて計算問題を解いてもらう。
・日程
1. 資料の整理 2. 確率 3. 確率変数とその分布 4. 標本分布 5. 推定理論 6. 検定理論 7. 分散分析 8. 回帰分析
【学習の方法】
・受講のあり方
板書内容はプリントとして事前配布するので、講義中は私の解説を理解することに集中して欲しい。必要に応じて計算問題を解いてもらうことで理解を深めるようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の前にテキスト及び事前配布のプリントを読んでおく。 講義の後にテキスト及び配布されたプリントを読み直す。疑問点があれば教員に質問する。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い、知識の修得の度合い、理解の度合い、汎用的技能の取得の度合いについて評価する。
・方法
講義期間中に行う2回の試験の結果を中心に成績評価する。ただし、全講義回数の2/3以上の出席をすることが成績評価の条件である。
【テキスト・参考書】
【テキスト】 森棟公夫,『統計学入門(第2版)』,新世社,2000. 【参考書】 岩田暁一,『経済分析のための統計的方法(第2版)』,東洋経済新報社,1983. 早見均・新保一成,『基礎からの統計学』,培風館,2012.
【その他】
・学生へのメッセージ
今後、データを数量的に分析する機会は多くあると考えられる。その際に本講義の知識は大いに役に立つであろう。 本講義で必要とされる数学的な知識は高校までのもので十分である。
・オフィス・アワー
火曜日12:30~14:00 砂田研究室 上記の時間以外でも、できる限り講義に関する質問に応じる予定である。
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