証券経済論
 Securities and Economics
 担当教員:山口 昌樹(YAMAGUCHI Masaki)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
-野村證券の社員が講師を務める寄付講座です。
-実際に現場で働く証券マンから証券市場の仕組みや役割、資産運用の考え方を学ぶことができます。
-増加するM&A、乱高下する株式市場、サブプライム問題など証券経済に関するニュースを耳にしない日はありません。証券経済の知識がなければ日本経済や世界経済の動向を捉えることができないと言ってもいいでしょう。
-本講義は金融論では解説していない証券市場に関する基礎知識を分かりやすく解説します。
・到達目標
-学生は現在の日本経済の動向を読み解くために必要不可欠な証券経済についての基本的な知識を身につけられる。
-レポートや期末試験によって、修得した知識に基づいて論理を展開し、それを他者に分かりやすく伝える技術を身につけられる。
・キーワード
株式市場、投資信託、投資のリスク・リターン、資産運用、投資銀行

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
配布資料に基づいてパワーポイントで講義します。
・日程
次のような内容を予定しています。
1 ガイダンス          8 株式市場の役割と投資の考え方
2 経済情報の捉え方       9 投資信託の役割とその仕組み
3 金融市場の役割とその変化   10 グローバル化する世界と資本市場の果たす役割
4 証券投資のリスク・リターン  11 財務分析と企業評価について
5 ポートフォリオ・マネジメント 12 資本市場における投資家心理
6 外国為替相場とその変動要因について 13 資産運用とライフプランニング
7 債券市場の役割と投資の考え方

【学習の方法】
・受講のあり方
講師による解説で重要と思われるポイントについては積極的にメモをとること。
・授業時間外学習へのアドバイス
-テレビ、新聞で金融に関わるニュースに関心を持つようにしてください。
-参考書等を用いてノートを整理してください。
-復習課題を利用して講義の理解度を確認してください。

【成績の評価】
・基準
知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目について判定し、その合計点を用いて判定します。
-中間課題は論理構成、記述の正確性により評価します。
-期末試験は理論、概念を正確に理解しているかによって評価します。
・方法
期末試験(60%)、レポートとレスポンスペーパー(40%)で評価します。

【テキスト・参考書】
参考書:野村證券投資情報部編『証券投資の基礎』丸善
参考書:氏家純一編『日本の資本市場』東洋経済新報社

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義は金融業界への就職で必要になる証券外務員試験の準備に適しています。
・オフィス・アワー
木曜日7,8校時。
事前予約はyamaguch@human.kj.yamagata-u.ac.jpまで。

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