労働と生活
 Labor and Life
 担当教員:戸室 健作(TOMURO Kensaku)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
労働生活の維持・向上に関する様々な手法や取り組みを理解する。
本講義は、連合山形による寄付講座です。

本講義は、労働団体や労働者福祉運動の第一線で活躍している人たちをゲスト講師として招き、労働組合が果たしている役割や、労働者福祉に関する取り組み等について、総合的かつ具体的な知識を得ることによって、今後、労働生活において直面することが予想される諸問題に対応でき、望ましい労働環境を主体的に作り出していける社会人の育成を目的とする。
・到達目標
次のような内容について、具体的な知識を習得できる。
―現代社会における労働組合の役割と課題
―労働組合における労働条件の維持・向上における取り組み
―地域において労働組合が果たしている役割
―労働生活をバックアップするための諸団体による取り組み

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラムマップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
始めの70分間はゲスト講師が講義を行い、残り20分間は学生からの質疑応答に当てる。各講師によって授業スタイルが若干異なるかもしれないが、基本はレジュメ配布と板書による講義形式で行う。
・日程
1 オリエンテーション
2 労働組合、労働者福祉運動に関する基礎知識
3 労働組合の今日的役割
4 取り組み①賃金
5 取り組み②労働時間
6 取り組み③キャリア形成
7 取り組み④組織強化・拡大
8 取り組み⑤公務労働者
9 取り組み⑥地域活動
10 取り組み⑦政策実現活動
11 労働者福祉運動の現状と課題
12 働く者のバンク、共済・たすけあいを考える
13 生活協同組合と、協同組合の現状と課題
14 教員のまとめ
15 終了シンポジウム

【学習の方法】
・受講のあり方
講述内容や板書をノートにきちんと筆記する。
・授業時間外学習へのアドバイス
各講義テーマに関する本を事前に読んでおくことが望ましい。日頃から新聞やテレビなどで労働生活を扱ったニュースに関心を持つようにしておくこと。
レジュメ・配布資料・ノートなどを見直す。

【成績の評価】
・基準
感想レポートと期末レポートによって、知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを評価します。基準は、授業内容に興味を持ち、「具体的事例や現状を説明し、問題点を明確に指摘できる」、授業内容に関する語句を簡単な言葉で説明できる。
・方法
感想レポート45点、期末レポート55点。
感想レポートは各回の授業中に、その授業についての感想を書き、授業終了時に提出してもらいます。1回の提出で3点です(ただし、一言もコメントが書いてない場合などは0点とする)。

【その他】
・学生へのメッセージ
「社会政策論」を履修していることが望ましい。
・オフィス・アワー
水曜日 10:30ー12:00 戸室研究室

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