会計学
 Accounting
 担当教員:洪 慈乙(HONG Ja-eul)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:4単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
複式簿記の機構に支えられた企業会計の基本構造を学ぼう。
本講義は、株式会社形態の企業が実践する外部報告のための会計、すなわち企業会計を考察対象とします。今日、企業会計は経済社会における重要なコミュニケーション手段としての情報システムであって、企業をとりまく利害関係者などの情報利用者に有用な会計情報を提供するという社会的役割を担っています。本講義は、このような役割を果たすため、企業の会計担当者などは企業の経済事象をどのように認識・測定して記録するのか、また、この記録にもとづいて決算財務諸表などの会計報告書をどのように作成するのかという一連のプロセスに重点を置いています。
・到達目標
会計測定システムの基本的論理構造を理解することができる。
・キーワード
企業会計、複式簿記、経済事象の認識・測定および記録、財務諸表

【科目の位置付け】
・経済・経営コースのコア科目
・学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・ マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
企業会計の基本的論理構造に関する説明と、それに関連する問題を解決する実践的方法を並行して行います。
・日程
総論
1.会計学の概要および複式簿記の基本的論理構造(1~4回)
2.企業会計の一連のプロセス(5~9回)
各論
3.資産勘定の会計(10~18回)
4.負債勘定の会計(19~20回)
5.純資産勘定の会計(21回)
6.収益・費用勘定の会計(22~23回)
7.決算(24~27回)
8.財務諸表の作成および読み方(28~30回)
詳しい授業日程は、1回目の授業で配付します。

【学習の方法】
・受講のあり方
学生自身が種々の参考文献を自主的かつ主体的に学習して、講義内容を批判的に摂取してください。
・授業時間外学習へのアドバイス
種々の参考文献を自主的かつ主体的に学習し、疑問・質問を探しましょう。
授業中理解できなかったところは、種々の参考文献を調べて理解するようにしてください。応用問題を解いてみることをお勧めします。

【成績の評価】
・基準
「主体的な参加の度合い」、「知識の習得の度合い」、「理解の度合い」、「汎用的技能の修得の度合い(論理的思考力、文章表現力など)」を基準に評価します。
・方法
授業での活動もしくは小テストおよび課題(20点)、中間および期末テスト(80)

【テキスト・参考書】
テキスト:久野光朗編著『簿記論テキスト』、同文舘出版。
参考書:沼田嘉穂著『簿記教科書』、同文舘出版。

【その他】
・学生へのメッセージ
会計に関する知識は、社会に出て活躍するときに必要となります。 簿記検定試験などにチャレンジするのも一つの勉強方法でしょう。
3年次以降「財務会計」、「管理会計」などの会計関連科目授業の履修を希望する学生は、本授業を履修しておくことが好ましいでしょう。
・オフィス・アワー
火曜日(12時10分~13時)

10930002-2016-01-15205