比較政治学
 Comparative Politics
 担当教員:星野 修(HOSHINO Osamu)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:4単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
比較政治学の理論と西欧諸国の政治。
比較政治学における主要なテーマを幅広く取り上げ、各テーマの基礎的概念、中心的検討課題、そして最新の理論を紹介する。また、最後に、西欧と日本との比較分析を行う。
・到達目標
比較政治学の基本的な理論を習得し、また西欧政治の現状にかんする基礎的知識を身に着けることができる。
・キーワード
国家建設、民主化、権威主義体制、福祉国家、etc.

【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。

【授業計画】
・授業の方法
主としてテキストを用いて講義するが、補助教材として配布資料も用いる。学生諸君に講義中しばしば問いかけ、意見の発表を求めるので、積極的な講義への参加を期待する。
・日程
1.比較政治学とは何かー講義の概要と目的
2.国家と社会
① 国家建設
② 市民社会
③ ナショナリズム
④ 内線
3.政治体制
① 政治体制としての民主主義
② 民主化
③ 民主主義体制と政治学の文化
④ 権威主義体制
4.民主主義の多様性
① 選挙制度
② 政党と政党システム
③ 執行府・議会関係
④ 福祉国家
5.西欧政治の危機と変動


【学習の方法】
・受講のあり方
事前配布資料やテキストをよく読んで受講してください。各国の政治に関する新聞等の報道にも日頃から注意して目を通すようにしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義で紹介した関連文献を参照しながら、講義での理解をいっそう深めてくれることを期待します。

【成績の評価】
・基準
論述形式の試験を2回行うとともに、小レポートを数回課し、知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いのそれぞれの項目の合計点で判定する。基準は。①比較政治学の基本的理論を用いて具体的事例や現状の説明ができる、②比較政治学の重要な概念を簡単な言葉でかいせつできる、③授業に積極的に参加し、自身を正当に評価できる。
・方法
中間試験:30点、期末試験70点。

【テキスト・参考書】
テキストは、粕谷裕子『比較政治学』(ミネルヴァ書房)。参考書は、開校時に指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
対話型の講義をつねに目指しているので、受講生諸君の積極的な講義への参加を期待してやまない。
・オフィス・アワー
月、火、水曜日 12時から13時、星野研究室。それ以外でも、研究室在室中はいつでも、基本的に、可。

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