【授業概要】
・テーマ
世界人口70億人の半分以上が居住するアジア地域。信仰や民族の多様性が特徴で、若年人口が多い事からこれからの市場として世界中から注目されています。この授業では、主に東アジアと東南アジア(ASEAN)地域の社会事情についてわかりやすく解説していきます。
・到達目標
私たちの住むアジア地域の現状を正しく認識し、国際社会への理解を深める事ができます。
・キーワード
東アジア、ASEAN、地域研究
【科目の位置付け】
学部、学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラムマップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
毎回、1つのテーマを中心に講義を行います。講義ではプリントを使用し、適宜、資料映像を用います。講義の中では、各国の最新情報やふつうの人びとの暮らし、タブー、習慣なども紹介します。
・日程
1 「アジア」とはどのような地域か (1回) 2 韓国(民主化の意味、現在の課題)(2回) 3 北朝鮮(どのような支配が行われているか、核保有問題とは何か、他)(3回) 4 中国(13億の国民をどうやって支配しているか、国内問題には何があるか、中国の自由や民主はどうなっているか、少数民族は何が不満なのか、他)(10回) 5日中関係(日中関係は本当に悪いのか、歴史問題とは何か、尖閣諸島問題のポイントは何か)(4回) 6 台湾(台湾は国家!? 台湾問題とは何か)(2回) 7 ASEANはどのような地域か 8マレーシアではイスラム教、仏教、ヒンドゥー教がどうやって共存しているか 9シンガポールの「自由」と「民主」はどうなっているか 10ミャンマーの民主化はどうなっているか 11華僑はアジアや世界でどのように活躍しているか 12南シナ海をめぐる問題とは何か 13アジア太平洋地域にはどのような課題があり、現状はどうなっているか 14まとめとテスト
【学習の方法】
・受講のあり方
その日の講義内容で何が問題で何がポイントなのか、よく理解しましょう。疑問は質問して解決しましょう。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業で疑問に思ったところ、興味を抱いたところがあれば、質問して理解を深めてください。
【成績の評価】
・基準
授業で取り扱った内容について、体系的理解を得られているかどうかによって評価します。
・方法
試験60%、レスポンスカード40%
【テキスト・参考書】
テキストはありません。講義時にレジュメを配布します。参考文献は適宜紹介します。 主な参考文献:毛里和子『新版・現代中国政治』名古屋大学出版会、2004年。 園田茂人編『はじめて出会う中国』有斐閣アルマ、2013年。 片山裕『アジアの政治経済・入門』有斐閣、2010年。 岩波講座『東アジア近現代通史 1~10巻』岩波書店、2011年。
【その他】
・オフィス・アワー
前期(月)14:40?16:30 後期(木)11:00?13:30 (それ以外でも、事前にメールをいただければいつでも大丈夫です) 連絡先:izumi@human.kj.yamagata-u.ac.jp
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