【授業概要】
・テーマ
契約法の分野における、実際の事件をモデルにした事例を検討することにより、現実の事件に適用される条文や制度にどのようなものがあるのかを知ることを目的とする。
・到達目標
契約法に関連する条文と制度の基本的な知識を身につけ、それらが現実の事件にどう適用されるのかを理解できるようになる。
【科目の位置付け】
(1)「債権各論」の導入的科目です。 (2)学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
1つの事例を1~2回で検討する。 レジュメを配るのでテキストの購入は必須ではありません。
・日程
(1)売買 (2)錯誤・詐欺・強迫 (3)債務不履行責任 (4)契約の解除 (5)瑕疵担保責任 (6)金銭消費貸借 (7)賃貸借 (8)請負 (9)医療過誤(委任・不法行為)
【学習の方法】
・受講のあり方
講義の内容を筆記することが重要です。私語厳禁。 講義中に条文を受講生に読み上げてもらうので、六法は必ず持参すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
<予習> レジュメを読んでくること <復習> 講義ノート、レジュメを再読すること
【成績の評価】
・基準
知識の習得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを考慮して判定する。具体的には、①契約法に関する基本事項を理解しているか、②それらの知識を具体的事案に適切にあてはめることができるか、③これらのことを論理的に表現することができるか、を考慮する。
・方法
事例ごとの小テスト(40点)と期末試験(60点)による
【テキスト・参考書】
六法(どのようなものでも構いません)
<参考書> 鎌田薫 他『民事法Ⅲ 債権各論[第2版]』(日本評論社)(2010) 山野目章夫 他『ケースではじめる民法[第2版]』(弘文堂)(2011) 山野目章夫 他『ひとりで学ぶ民法[第2版]』(有斐閣)(2012)
【その他】
・オフィス・アワー
火曜日 13時~14時30分
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