金融法入門
 Introduction of financial Busines law
 担当教員:高橋 良彰(TAKAHASI Yosiaki)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
法的解決を導く思考方法に触れるとともに、金融から見た民事法分野の基礎的な諸概念を説明する。
・到達目標
法律学の基礎的な知識と金融活動におけるその応用のための基礎的な思考力を得ることが出来る。
・キーワード
金融、民事法、民法

【科目の位置付け】
金融上の問題を法的な観点から解決するための方向性を獲得するため、法律学の体系性を踏まえた基本的な知識を取得する。

【授業計画】
・授業の方法
講義形式で行いますが、各種資料を配布し知識を獲得するように努めます。また、法的解決を導く思考方法に触れるとともに、金融から見た民事法分野の基礎的な諸概念を説明します。
・日程
第一回金融と法律、第二回金融に関わる主体(自然人と法人)、第三回お金を借りる、第四回車を買う、第五回コンピュータを買う、第六回住宅ローンの仕組み、第七回債権担保の考え方と住宅ローン(その1人的担保)、第八回債権担保の考え方と住宅ローン(その2物的担保)、第九回強制執行と抵当権、第十回家を買ってから死ぬまで、第十一回預金取引と決済、第十二回財産の流動化と債権譲渡、第十三回根抵当と根保証、第十四回債権の債権による担保、第十五回まとめと試験

【学習の方法】
・受講のあり方
事例問題を取り扱いますので、知識をまとめることが困難な面があります。メモをこまめにとるとともに、積極的に質問するなどしてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
事例問題を取り扱いますので、事前に読んで質問に答えられるようにしておいてください。メモを整理するとともに、インターネットや図書館で、基本的な概念についてまとめておいてください。

【成績の評価】
・基準
基本概念を理解し、説明できることを合格基準としますが、さらに、判例・学説などを批判的に理解し、自分の頭で考えていることが表現できていれば、高得点とします。
・方法
期末試験で評価します。基本的な概念の理解30点、明晰な日本語で自分の考えを論理的に表現できるか40点、合計100点で評価し、その中で「主体的な参加の度合い」・『知識の修得の度合い』・『理解の度合い』・「汎用的技能の修得の度合い」を見ます。

【テキスト・参考書】
大垣尚司『金融から学民事法入門』(なくともよいですが参考にしていきます)
 適時レジュメを配布します。また資料も配布し説明していきます。


【その他】
・学生へのメッセージ
積極的に質問してください。
・オフィス・アワー
木曜日午後4時10分から午後5時40分

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