【授業概要】
・テーマ
教育を社会学的に分析する力を身に付けるため、次の3点を柱として授業を構成する。 (1)教育社会学という学問をかいま見る。 (2)教育社会学の知見によって社会変化や教育の現状を捉える。 (3)ジェンダーの視点で教育社会を分析する。
・到達目標
・教育を「社会化」という広い意味で捉え、個々の人間の学びを社会とかかわらせて考察することができる。 ・人々の主要活動が行われる空間(とくに学校)の構造的特徴と、それぞれの空間で社会化のありようがどう変容したのか、検討できる。 ・ジェンダーの視点で、学校や教師の在り方を考えることができる。
・キーワード
社会変化、ジェンダー、進路選択、高等教育、教師
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
学生が主体となって授業を進める。
・日程
第1回:教育社会学の学問的特徴(研究対象・研究方法・研究成果について概説) 第2回:社会学的に「教育」を見る(「社会化」概念の理解と応用) 第3回:メディアと子ども 第4回:スポーツと身体形成 第5回:ここまでのまとめ(グループワーク) 第6回:カリキュラム 第7回:教材と教材解釈 第8回:部活動 第9回:ここまでのまとめ(グループワーク) 第10回:高等教育への進学 第11回:文理選択 第12回:理系進路選択 第13回:ここまでのまとめ(グループワーク) 第14回:教員世界 第15回:教育社会学の応用及び試験
【学習の方法】
・受講のあり方
予習していることを前提とし、受動的ではない授業を行う。
・授業時間外学習へのアドバイス
毎回、予習・復習シートを提出すること。 テキスト講読の際は、クリティカルリーディングを心がけること。
【成績の評価】
・基準
以下の観点により、授業時の発表やコメント、テストによって総合的に評価する。 ・授業に積極的に取り組んだか。 ・授業時のコメントやテストの記述が、授業目標を満たしているか。 ・学習内容を援用して、学校や教師の未来を検討できるか。
・方法
①平常点(考察力、自主性):40点、②グループワーク(協働力・表現力):30点、③期末試験(定着度の測定):30点、 計 100点
【テキスト・参考書】
テキスト;河野銀子・藤田由美子編著『教育社会とジェンダー』(学文社) 参考書;武内清編『子どもと学校』子ども社会シリーズ3(学文社)
【その他】
・学生へのメッセージ
初回授業にて、「授業の心得」「教育社会学の作法」などの説明をするので、履修希望者は【必ず】出席すること。
・オフィス・アワー
メールによるアポイントをとれば、いつでもよい。
|