生命反応化学精選A
 Selected Topics in Chemistry for Biological Reaction A
 担当教員:栗山恭直(KURIYAMA Yasunao),近藤慎一(KONDO Shin-ichi),日野修次(HINO Shuji),大谷典正(OHYA Norimasa),﨑山博史(SAKIYAMA Hiroshi),村瀬隆史(MURASE Takashi),奥野貴士(OKUNO Takashi),田村康(TAMURA Yasushi)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:3年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義・演習・実験
 開講対象:物質生命化学科  科目区分:選択科目 
【授業概要】
・テーマ
有機化学および生命化学系の諸分野における最新の専門的知識を理解・習得します。
最終年次の「卒業研究」に関する研究分野を選択する上で必要な研究内容の紹介,および関連する分野の高度な知識を一層深めることをめざして,講義・演習,または実験を行います。
・到達目標
有機化学および生命化学系の諸分野における研究内容の紹介に加えて,基本的研究手法や先端的実験技術および関連する高度な専門的知識につい
て,理解を深め,「卒業研究」のテーマへの応用を試みることができることを目標とします。
・キーワード
有機化学,生体無機化学,生物有機化学,生物化学,生物地球化学

【科目の位置付け】
自然科学の専門的素養に基づいて、幅広い視野と探究心を身につける。さらに幅広い教育にも力を入れる必要から、高度な知識を身につけ、独創的に富み、広い化学的知識をもった人材の育成を目標とする。(理学部物質生命化学科のディプロマ・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
8名の担当教員が,各2回程度,講義・演習,または実験を実施します。
・日程
8名の担当教員が,各2回程度,講義・演習,または実験を実施します。
第1週 ガイダンス,タンパク質による分子認識機構(1),第2週(近藤)分子認識化学,第3週(栗山)環境調和型有機合成(1)ゼオライト反応場の特性,第4週(栗山)環境調和型有機合成(2)天然物の人工合成,第5週(近藤)分子認識化学関連論文のグル-プ発表,第6週(栗山)環境調和型有機合成(3)反応機構の解析手法,第7-8週(日野)生命化学から考える環境,第9-10週(大谷)産官学で挑むグリーン・ニューイノベーション,第11週(奥野)疾患とタンパク質,第12週(奥野)ナノテクノロジーとタンパク質,第13-14週(﨑山)多核金属錯体の化学(諸性質と生体関連の話),第15週タンパク質による分子認識機構(2)


【学習の方法】
・受講のあり方
自分から積極的に取り組むことが重要です。
・授業時間外学習へのアドバイス
卒業研究に関連する研究手法について、単に表面的な理解だけにとどまらず,研究手法や内容に関連する分野を理解し,それから得られる情報の意味についても考察することを常に心がけてください。
受講者全員が,自らの理解度の確認と解釈の修正を通して知識と理解の定着をめざしてください。

【成績の評価】
・基準
復習の程度,理解の深さなどを含めたレポート内容などを中心に総合的に評価します。
・方法
復習の程度,理解の深さなどに関する通常点20点とレポート内容など80点で評価します。

【テキスト・参考書】
各担当教員から指示があります。

【その他】
・学生へのメッセージ
各教員の研究内容や手法,実験技術の表面的な理解だけでは,得られた情報を正しく処理したり考察することは困難です。その研究内容の理論的原理を深く理解してこそ,研究を発展させられます。深みのある学習と理解を心がけてください。
当該科目は,H23年度より,3年後期科目に開講期を変更しました。

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