キャリア形成論
 View of a Career and Work
 担当教員:志村 勉(SHIMURA Tsutomu),柊 紫乃 (HIIRAGI Shino)ほか
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:2年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:工学部昼間コース全学科  科目区分:専門基礎科目・選択必修科目(機能高分子工学科、機械システム工学科)、選択科目(物質化学工学科、バイオ化学工学科、電気電子工学科、情報科学科、応用生命システム工学科) 
【授業概要】
・テーマ
幸せな人生を送るために!

職業と人生はとても密接な関係にあります。
幸せな人生は自分で掴むものです。しかし、そのためには設計図が必要です。
幸せな職業人生を送るための設計図作りを始めましょう。まずは、学生時代のできるだけ早い時期から自分を見つめ、自分自身のことを確認してください。そして、職業について真剣に考え、何をやりたいのかを探して欲しいのです。そして、できることなら夢を持って学生時代を送っていただきたいものです。
皆さんが自ら考え、行動し、自分の中でイメージを膨らませていってください。そのためのきっかけと方法を提示するのが、この授業の目的です。

しっかりしたキャリアビジョンと多様な選択肢を持って、職業選択に向き合っていただくための力を養います。
まずは、この授業を通じて、貴方の未来づくりの、きっかけにしてください。

・到達目標
キャリアビジョンや職業観を形成することが、職業選択における迷いを少なくし、就職後の高い満足度にも繋がると言われております。
まずは、「自分・自己を理解する」、「働くことの価値を理解する」、「多彩な職業・仕事を理解する」。
これらの理解を主眼として授業を構成しています。そして、その上に立って自分の職業観を描いていくことを学びます。
・キーワード
自己理解,価値観,職業興味,職業と仕事,人生設計,キャリアデザイン,就職

【科目の位置付け】
大学で学ぶことの意味と目的を明らかにしたい。
なお、この科目は
物質化学工学科では、学習・教育目標Aに該当する。
機械システム工学科では、学習・教育目標Fに該当する。
電気電子工学科では、学習・教育目標Dに該当する。
情報科学科では、学習・教育目標Cに該当する。

【授業計画】
・授業の方法
講義を中心としますが、心理学の手法や、マーケティングの手法などを取り入れたワークの中で、自分の価値観や興味、さらには目標となる職業像描き出していただきます。
また、オムニバス方式により多彩な職業人からの講義などを通じて、多くの職業や職業観にも接していただきます。最後に、自分の将来を描くシナリオライティングにも挑戦していただきます。
・日程
第1回 ガイダンス(志村)
・キャリア形成とは何か~なぜ必要なのか~
・職業と人生
職業とは何なのだろうか~一緒に考えてみましょう。
・職業選択の可能性
自分で限界を設定することは止めましょう。皆さんには無限の可能性があります。

第2回 仕事は働く姿勢と向き合い方次第(志村)
・働く姿勢と向き合い方で大きく異なる感情
・どんな仕事でも、一所懸命やると面白くなるもの

第3回~6回 キャリア形成に必要なこと(近藤・柊)
<オムニバス講義>
キャリア開発担当教員を中心に学内の教員から、キャリア形成に必要な考え方や知識などを学んでいきます。

第7回~第12回 多彩な職業と職業観(外部講師と志村・柊)
<オムニバス講義>
社会で輝いている若手の職業人から講義を受けます。

第13回 就職活動に向けて(志村)
就職活動に向けて考えておくべきこと、心構え、姿勢、準備
単なる就職活動のテクニックとしてではなく、未来を築く礎として大切な時期としてとらえて、しっかり準備と行動するための知識と認識を得ていただきます。

第14回 テーマ未定(柊・近藤)

第15回 総括 ”自分づくりとビジョン”を考える(志村)
・生き方のビジョンと目標設定
・情熱と生きがい
・豊かな暮らしとは何か?
・これまでの総括

※内容および担当教員は変更する場合があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
講義では、皆さんが考えるに向けてガイドすることと、中盤では多くの人の職業感にも触れていただきます。多くの、そして多様なヒントを得ていただき、自分と向き合う時間として欲しいものです。
自分自身が考えて、あれこれと思考することに意義があります。是非、積極的な受講を期待しています。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に必要ありません。
授業で得たことを、自分でじっくり考えてください。

【成績の評価】
・基準
講義時のミニレポートの内容 60点
最終課題・レポート(内容) 40点
60点以上を合格とする
・方法
講義ごとで課すミニレポートの内容と最終課題・レポートの内容により評価点を算定する
ミニレポートにおける内容とは、講義目的に則した本人の理解や認識および考え方に基づく表現の有無など
また、最終課題・レポートでは全講義を踏まえての要求課題に対し、講義で学んだアプローチや観点で自らの考え方を整理しているかどうかを評価する

【テキスト・参考書】
講義の中で適宜紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
学生の皆さんからの要望を是非お聞かせください。
また、上記の授業計画などは変更されることもあります。予めご了承ください。
自分を変えるつもりでの積極参加を求めます。
・オフィス・アワー
キャリアサービスセンターもしくは事務(学生支援)で、キャリア開発担当教員と相談したい旨お知らせいただければ、すぐに対応いたします。

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