電子回路(情報)
 Electronic Circuit
 担当教員:柳田裕隆(YANAGIDA Hirotaka)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:2年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:情報科学科  科目区分:専門科目・選択必修 
【授業概要】
・テーマ
現代の電子機器およびコンピュータ(ハードウエア)の基礎である,半導体素子と電子回路に関する基礎知識とその扱い方を身につけることを目的とする。
電子回路の動作や働きを解析できる能力を養い,専門的な回路設計を行うための基礎知識や電子回路の応用について習得する。
・到達目標
1.電界効果トランジスタ(FET)の動作原理を説明できる。
2.デジタル回路の動作を理解できる。
3.トランジスタの特性を理解し、回路を設計できる。
・キーワード
トランジスタ,FET,組み合わせ回路

【科目の位置付け】
電気回路を基礎とし,トランジスタ等の能動素子を使う回路を学ぶ。集積回路を学ぶ際の基礎となる。情報科学科学習教育目標(B)の「コンピュータの基礎原理」に該当する。関連の深い科目:論理回路

【授業計画】
・授業の方法
90分の講義時間で,講義を行う。また,講義の理解を促進するために演習課題を課す。
・日程
第1週 デジタルとは
第2-7週 ロジックIC.TTLとC-MOSの動作と特性
第8週 中間試験と解説
第9週 試験の解説と復習
第10-14週 組み合わせ回路と基本回路
第15週 期末試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
電子回路の基礎的な問題や課題を解決でき,その応用を理解できる能力の向上を目指す。そのために,講義に集中し,講義内容の要点を十分理解を図れるように,予習・復習などが必要である。
・授業時間外学習へのアドバイス
デジタル回路を扱うため、同時期に開講している論理回路も受講し、両方の科目の理解を深めてほしい。予習よりも復習に重点を置いてわからないまま次の授業を受講することが無いように心がけてほしい。

【成績の評価】
・基準
科目の達成目標に記載の項目について試験を行い,以下の基準を満足したものを合格とする。中間試験40点と期末試験40点および演習問題20点の合計100点満点で,60点以上を合格とする。
・方法
電子回路について,筆記試験・演習により理解度を評価する。

【テキスト・参考書】
講義の前に授業用プリントを配布する。プリントをまとめるファイルを用意してください。

【その他】
・オフィス・アワー
毎週月曜日16:00~17:00,場所:8号館,8-207号室

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