高分子物性工学輪講I
 Seminar on Polymer Physical Engineering Ⅰ
 担当教員:香田智則 (KODA Tomonori), 杉本昌隆 (SUGIMOTO Masataka), 松葉 豪 (MATSUBA Go)
 担当教員の所属:理工学研究科
 開講学年:3年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:機能高分子工学科  科目区分:専門科目・必修(高分子物性工学) 
【授業概要】
・テーマ
英文で書かれた著書、技術解説書の輪読。
専門技術英語で書かれた学術論文や書籍の読み方の技術およびテクニカルタームの習得。
・到達目標
英文で書かれた高分子材料の化学と物理、およびその加工方法についての雑誌、著書などを輪読することにより、高分子物性工学を理解するのに必要な技術英語と専門用語の理解を深める。
・キーワード
研究を進めていく上で必要とされる英語力、即ち、科学英語論文を読み書きする能力を養う。

【授業計画】
・授業の方法
輪講
・日程
10人程度の小グループに分かれ、担当教員から渡された英文の著書、技術解説書などを予習し、そこに書かれている内容を他の学生および教員に紹介し解説する。
英文で書かれた著書、技術解説書の内容はその年度により異なる。
日程は、14~15週でその年度のテーマが完了するように計画されている。

【学習の方法】
・受講のあり方
自分で担当した部分の文章の理解はもちろんであるが、他の学生が紹介した部分の理解にも努力すること。
・授業時間外学習へのアドバイス
担当を任された部分は、充分に予習をして、完全に理解しておくこと。図書館には内容の理解を助けてくれるような関連した多くの資料があるので、それらも参考にすること。

担当部分を完全に理解し、記憶し、活用するためにも、「復習」は極めて重要である。

【成績の評価】
・基準
担当部分の英訳、および質問に対する答え(質疑応答)により、理解の程度を判断する。
・方法
(1)出席状況および(2)理解の程度の2つにより、本人の成績を評価する。

【テキスト・参考書】
別に準備した冊子「プリント」を配布する。
「やさしい科学英語の読み方」などの副読本を充分に活用するとよい。



中村、青柳共著、「やさしい科学英語の読み方」オーム社。
この本は、高専の校長先生らの手によるもので、独学により英語の文章が読めるようになることを目指して編集されている。内容は、易から難へと組まれており、解説も詳しい。文法面と化学の面の2つから専門英語を分かりやすく解剖しており、辞書なしで全文を読める。

【その他】
・学生へのメッセージ
英語文献の輪読以外に、外国語による表現法などもしっかりと身につけよう。

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